チャイコフスキー(1840-1893):
1-4. 交響曲第6番 ロ短調 「悲愴」Op.74
5. 交響的バラード「ヴォエヴォダ(地方長官)」Op.78
アレクサンドル・ティトフ(指揮)/サンクトペテルブルク交響楽団
(P)1993 CMS (C)1997 WCD
WCD 【ロシア輸入盤】
ティトフはキーロフ歌劇場管弦楽団やサンクトペテルブルク交響楽団を振っているロシアの中堅指揮者。オペラやバレエの指揮で活躍しているそうですが、管弦楽曲のディスクはこれまでリリースされたことはないのではないでしょうか。演奏はロシア伝統の重厚さや重さがほとんど感じられないもので、西欧のオーケストラを聴いているかのようなスマートな演奏です。むしろスイスイ進む「悲愴」は異様なほど淡泊で、呆気にとられるほど。むしろわりに演奏機会が少ない「ヴォエヴォダ(地方長官)」の方がロシアっぽさが出ています。チャイコフスキー・マニア向けのアルバム。