カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ（1714-1788）：
1-3. ヴュルテンベルグ・ソナタ 第3番 ホ短調 Wq49/3
4-6. ヴュルテンベルグ・ソナタ 第1番 イ短調 Wq49/1
7-9. プロイセン・ソナタ 第5番 ハ長調 Wq48/5
10-12. プロイセン・ソナタ 第4番 ハ短調 Wq48/4
13-14. 《識者と愛好家のためのソナタ集》より ソナタ へ長調 Wq56/4
15. 優しい恋わずらい
中野振一郎（チェンバロ） 録音：2004年6月23～25日
牧丘町民文化ホール（山梨）
若林工房【国内盤】
「ヨハン・セバスチャン・バッハの息子である」なんて言葉が近頃すっかり不要になった感のあるカール・フィリップ・エマヌエル・バッハのハープシコードのためのソナタ集です。Ｃ・Ｐ・Ｅ・バッハは、バッハの息子たちの中でもひときわ評価が高まっていて、もはやヨーロッパでは音楽界の巨匠として疑いもない尊敬を与えられるようになっています。このアルバムは、Ｃ・Ｐ・Ｅ・バッハエッセンスが凝縮された恰好の内容になっており、彼の様々なスタイルの作品を愉しめるとともに、その音楽の魅力を余すところなく伝えてくれます。
2004年度文化庁芸術祭・大賞を受賞するなど、充実した活動を続ける中野振一郎は、2006年に楽壇デビュー20周年を迎え、日本チェンバロ界の第一人者といえる存在です。「レコードﾞ芸術」誌でも準特選盤に選ばれました。
