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ファランク、グロンダール/ピアノ作品集

ルイーズ・ファランク(1804-1875):
  ロシアの讃歌と変奏曲 Op.27/夜想曲第1番 Op.49/
  A・ファランの主題による変奏曲 Op.2

アガーテ・バッケル・グロンダール(1847-1907):
  青春の歌 Op.45 No.1/アルバムの綴り Op.35 No.2/ユモレスク Op.15 No.3/
  夏の歌 Op.45 No.3/薄明 Op.66 No.5/ワルツ奇想曲 Op.45 No.5/
  演奏会用練習曲 Op.11 No.1/セレナード Op.15 No.1/4つのスケッチ Op.19


リューバ・チモフェーエワ(ピアノ)   録音:1999年

ファランク、グロンダール/ピアノ作品集

価格:

2,444円 (税込)

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VOICE OF LTRICS【フランス輸入盤】

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ルイーズ・ファランク(1804-1875)は、女性作曲家の先駆けとも言えるフランスの隠れた名作曲家。シューベルトやメンデルスゾーン、シューマンらロマン派作曲家とほぼ同時期の生まれで、おそらく女性として初めて交響曲を手掛けた人でした。その才能は当時から広く認められており、ファランクは夫を説得して作曲家としての仕事を全うしたといわれ、なかなかの強者であったそうです。その作風は、ロマン派そのもので、このディスクを聴けば大抵の人はきっと気に入ってくれるに違いありません。モーツァルトのような2つ変奏曲は、作曲家として技術の確かさとセンスの良さをこれでもかとばかり披露している名作です。また、「夜想曲第1番」は、ショパンのような美しい旋律とシャレた響きで酔わせてくれ、女性らしさも充分です。
一方、アガーテ・バッケル・グロンダール(1847-1907)は、北欧ノルウェーの女性作曲家。家庭でピアノを覚えた彼女は、ノルウェーの音楽院でピアノを学んだ後、ベルリンに留学して華々しい成果を収めました。グロンダールは1870年にハンス・フォン・ビューローとフランツ・リストに学び、その優れたピアノのテクニックと音楽性が大いに賞讃されました。そして帰国後に彼女は結婚をしましたが、家庭生活を大切にしながらも、夫の協力を得て作曲生活も続け、作品はますます充実していったといわれます。グロンダールの作品は、ほとんどがピアノ曲と歌曲ばかりで、ピアノ曲は約150曲、歌曲は250曲以上もあります。しかもこれらは生前から出版されていたものが多く、この時代の女性としては存命中から作曲家としての評価も高かったというから相当な人物だったようです。しかし、グロンダールは音楽家としての名声とはうらはらに、非常に物静かで慎ましい性格の女性として人間的な魅力にもあふれていました。彼女のピアノ曲は、ハッキリ言って素晴らしい!ピアニストとしての確かな腕前がいかされたドラマチックで起伏の激しい内容で、しかもしっとり落ち着いた響きの非常に美しいものばかり。これはピアノ好きにはぜひ一度は耳にしてほしいものです。グロンダールも今後もどんどん再評価が進むはずです。
しかも演奏はチモフェーエワ。かなりオススメのアルバムです。

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