言って、ペドロ／A cierto galan su dama／恋
二本のポプラの木の間に／グァスターラ／Hijos d'Eva tributarios
メヌエット／Malograda fuentesilla／苦悩／Que importa que yo li calle
Don Pedro a quien los crueles／マリサパロス／ロンド
Paxarillo fugitivo／影／Yo se que no ha de ganar／マリオナス
Poco a poco pensamiento／Porque tan firme os adoro
バルバラ・クーサ（ソプラノ）、ガブリエル・シェボール（バロック・ギター、ビウエラ）
共演：シルビア・ペレス・モンサルベ（ソプラノ）、ヒメナ・ミオンド（アルト）
リカルド・ゴンサレス・ドレーゴ（テノール）、ミゲル・デ・オラーソ（バロック・ギター）
録音：2001年8月、ブエノスアイレス、ラ・フンダシオン・ラッジョ
VOICE OF LYRICS【フランス輸入盤】
ペルーのクスコで発見されたスオラ写本に収められたギター、ビウエラ伴奏歌曲と、メキシコで発見されたいくつかの写本に収められた独奏曲を、アルゼンチンのソプラノ歌手とギタリストが中心となって演奏したアルバムです。「スオラ写本」の音楽は中世の音楽としては最上級の美しさを持った素晴らしいものであることに驚かされます。何といってもソプラノのバルバラ・クーサの澄んだ柔らかい歌声が抜群。また、伴奏のバロック・ギターやビウエラといった古楽器の温かい音色が誠に耳に心地よく、メランコリックな癒し系の演奏です。共演者たちとのデュエットやビウエラの独奏もレベルの高い演奏で、聞き惚れること間違いありません。目の前でソプラノ歌手が歌い、その後方で控え目に伴奏者がギターをかき鳴らしている様子がリアルに再現され、たっぷりの残響が美しい優秀録音です。かなりのオススメアルバムです。
