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チャイコフスキー/交響曲第1番「冬の日の幻想」、歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりワルツとポロネーズ

ハンス・スワロフスキー(指揮)/ウィーン国立歌劇場管弦楽団(交響曲第1番)   録音:1960年
ハインリヒ・ホルライザー(指揮)/バンベルク交響楽団(エフゲニー・オネーギン)   録音:1966年

チャイコフスキー/交響曲第1番「冬の日の幻想」、歌劇「エフゲニー・オネーギン」よりワルツとポロネーズ

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1,800円 (税込)

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TUXEDO【スイス輸入盤】

知る人ぞ知る巨匠、ハンス・スワロフスキー(1899-1975)とハインリヒ・ホルライザー(1913-2006)によるチャイコフスキーの貴重な録音です。スワロフスキーは、ハンガリーのブダペスト生まれの指揮者で、シェーンベルクやウェーベルンに音楽理論を学び、ワインガルトナーやE・クライバーなどに指揮を師事しました。若い頃からシュトゥットガルトやハンブルク、ベルリン国立歌劇場、チューリヒ歌劇場などドイツ国内の様々な歌劇場で指揮者を務め、戦後もグラーツ歌劇場の音楽監督やウィーン国立歌劇場の指揮者も務めました。また、戦後から長きに渡ってウィーン音楽大学の指揮科の主任教授を務め、アバドやメータなど多くの次世代のエースたちを育てたので、指揮者としてよりむしろ名教授として著名なほど。というのも指揮者としての華やかな経歴のわりに、スワロフスキーが演奏したアルバムは、現在はあまり聴くことができず、音質も良くないことが多いからでしょう。そのスワロフスキーが振ったチャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」も、やはり肌触りの粗い古めかしい音質ですが、演奏そのものは実直でオーソドックスな好演です。鄙びた音色の管楽器とズッシリした重心の低い響きをもつウィーン国立歌劇場管も、泥臭いロシアのムードによく合っています。第1楽章や第4楽章の熱気あふれる演奏ぶり、そして何より第2楽章のメランコリックで情趣豊かな表現は味わい深いものです。
一方のホルライザーは、ドイツのミュンヘンに生まれ、カール・エルメンドルフに師事し、ドイツの様々な歌劇場で活躍しました。特に戦後の1952年から61年までウィーン国立歌劇場の第一指揮者として、またその後はベルリン・ドイツ歌劇場の指揮者として、ドイツ国内では高い評価を受けていた実力者でした。この時代の録音がこのTUXEDOレーベルから数点リリースされており、他にもブルックナーの交響曲などはいまなお名演として高い評価を受けています。この歌劇「エフゲニー・オネーギン」からのワルツとポロネーズは、オペラ指揮者ホルライザーの面目躍如たる優れた演奏で、ガッチリ逞しい響きと落ち着き払ったリズムの刻みは、いかにもドイツ的。それでいてメロディーはよく歌い、「ワルツ」などはうっとりするくらい綺麗です。バンベルク交響楽団の素朴で無骨な響きもドイツの地方オケらしい味があります。

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