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ヤナーチェク/シンフォニエッタ、狂詩曲「タラス・ブーリバ」、「利口な牝狐の物語」組曲(イーレク編)【SACD】

ジョナサン・ノット(指揮)/バンベルク交響楽団

録音:2004年10月25-28日、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール,バンベルク

ヤナーチェク/シンフォニエッタ、狂詩曲「タラス・ブーリバ」、「利口な牝狐の物語」組曲(イーレク編)【SACD】

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TUDOR【スイス輸入盤】

ジョナサン・ノットは1962年生まれのイギリスの指揮者。2000年1月にバンベルク交響楽団の音楽監督に就任するまでは、ドイツの伝統的な指揮者の典型ともいえる「カペルマイスター」的なキャリアを着実に歩んできました。バンベルク交響楽団に新たな全盛期をもたらしているジョナサン・ノットは、これまでTUDORレーベルに独墺系の音楽を中心に録音しており、マーラーやラフ、シューベルトの交響曲集はすでに高い評価を受けています。一方でジョナサン・ノットは、現代音楽も得意としており、アンサンブル・アンテルコンタンポランの首席客演指揮者として、多くの新作初演を手がけてきたほか、あるテーマのもと、クラシックと現代音楽をカップリングしたコンサートを制作するなど、そのユニークな姿勢は幅広い聴衆から支持されています。
今回のヤナーチェクも期待に応える見事な出来ばえで、バンベルク交響楽団の健闘ぶりが伝わってきます。ノットはヤナーチェクに対しるハッキリしたイメージを持って臨んでおり、緻密な表現力により徹底したヤナーチェクらしい響きを作り出しています。「シンフォニエッタ」というと金管がバリバリに吹いて、華麗でスケール感の大きい演奏というのがお決まりかも知れませんが、ノットの演奏は洗練されたバランス感覚で響きのブレンドにこだわっており、むしろスッキリとまとめ上げています。さらに素晴らしいのは「タラス・ブーリバ」。ヤナーチェクらしい素朴な民族性とこの曲の持つストーリー性がより濃厚に現れた雄弁な演奏です。とりわけ中間部のゆったりした部分は艶めかしい旋律の歌い方が秀逸で、まるでヤナーチェクのオペラそのものを聴いているような感覚に襲われます。最後の「利口な女狐」組曲は、一般的なターリヒやマッケラス編曲のものとは違ったイーレク編曲のもので、中間部が大きく違っており、美しいホルン・アンサンブルが聴くことができます。
いずれの演奏もバンベルク交響楽団の質実な音色を生かしてヤナーチェクの素朴な美を引き立てることに成功しており、過度に重厚なドイツ色は丁寧に避けています。ノットのヤナーチェクへの深い共感と、作品の理解への大きな自信が満ちている優れた演奏です。録音も優秀。SACDハイブリッド仕様なので通常のプレイヤーでも聴くことができます。

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