1. デイヴ・ブルーベック／トルコ風ブルー・ロンド
2. ドビュッシー／クライネットのための第１狂詩曲
3. ビル・エヴァンス／ワルツ・フォー・デビー
4-6. オネゲル／クラリネットとピアノのためのソナチネ
7. ジョアン・ドナート／ジョアン・ジルベルト／ミンニャ・サウダージ
8-10. ストラヴィンスキー／クラリネットと独奏のための３つの小品
11. チャーリー・パーカー／ヤードバード組曲
12-14. プーランク／クラリネットとピアノのためのソナタ
15. サド・ジョーンズ／ア・チャイルド・イズ・ボーン
カール=ハインツ・シュテッフェンス（クラリネット）
ダヴィッド・カザロフ、マーティン・ツェーン（ピアノ）、キース・コーブランド（ドラム）
クリス・ラコッタ（ベース） 録音：1996年
TUDOR【スイス輸入盤】
20世紀のジャズとクラシックの名曲を交互に挟んだ面白い選曲。両方の世界の違いというよりもむしろ意外なほどの近さを感じさせるのが、興味深いところです。「トルコ風ブルー・ロンド」や「ア・チャイルド・イズ・ボーン」などジャズの作品もノリが良くとても楽しい演奏ですが、ちょっとブルーでムーディなドビュッシーやオネゲルのソナタが意表を突くポップな表現で楽しませてくれます。演奏しているカール=ハインツ・シュテッフェンスは、1961年ドイツのトリーアに生まれたクラリネット奏者。1989年にバイエルン放送交響楽団のソロ・クラリネット奏者に、さらに2000年から2007年までベルリン・フィルのソロ・クラリネット奏者を務めた名手です。強力にオススメです。
