1-3. マイケル・モールディン(1947-)/光の子供の夢
4. デーヴィッド・イェグリー/巻き毛
5. ハイグ・ボヤディアン(1938-)/セヴァン湖
6. ナンシー・ブルーマー・デュッセン/夜の森
7. ランダル・スナイダー/悲歌
8. ウィリアム・ヒル/瞑想と儀式の踊り
ジェームズ・ジョン・ペレリット(アメリカ土着のフルート)
ローレンス・ゴラン(指揮)/モラヴィア・フィル 録音:2006年8月
ALBANY【アメリカ輸入盤】
ジェームズ・ジョン・ペレリットはフィラデルフィア管弦楽団などのソロ・フルート奏者やインディアナ大学教授を務めた名手。彼は音楽の強さは伝統との直接の接触から生まれると考え、1995年からほとんどもっぱら米国北部平野土着のフルートを演奏しているそうです。確かに現代のフルートとはひと味もふた味も異なる野太い音色は温かみがあり、同時に野性味も強く感じられます。楽曲の方はバラエティーに富んでおり、北米の広大な大地を感じさせる素朴なメロディーから、いかにも現代曲のような複雑な曲まで様々。しかし、ペレリットの吹く土着のフルートには意外なほど適応力があって、土臭さとドッシリ大地に根を張ったような落ち着きがあります。