フランツ・シューベルト(1797-1828)：カジミエシュ・マハラ編曲
１．歌曲集「美しき水車小屋の娘」～どこへ？D.795-2
２．君はわが憩い D.776
３．歌劇「クラウディーネ・フォン・ヴィラ・ベッラ」 D.239より「恋はいたるところに」
４．歌曲集「白鳥の歌」～「春のあこがれ」D.957-3
５．子守歌 D.498
６．野ばら D.257
７．糸を紡ぐグレートヒェン D.118
８．ます D.550
９．音楽に寄せて D.547
10．エレンの歌2（憩え猟師よ）D.838
11．夜と夢 D.827
12．憩いなき愛 D.138
13．歌曲集「白鳥の歌」～セレナード D.957-4
14．歌曲集「冬の旅」～回想 D.911-8
15．歌曲集「白鳥の歌」～海辺にて D.957-12
16．ミューズの子 D.764
17．独りずまい D.800
18．歌曲集「冬の旅」～郵便馬車 D.911-13
19．歌曲集「冬の旅」～菩提樹 D.911-5
20．白鳥の歌 D.744
21．万霊節の日のための連祷 D.343
リチャード・キング（Hrn）、スーザン・テイチャー(P) 録音：2005年7月
ALBANY【アメリカ輸入盤】
シューベルトの有名な歌曲をホルンとピアノのための編曲した面白い企画。歌詞ははなくとも美しいメロディーの宝庫であるシューベルトの音楽をホルンの柔らかな音色で優しく歌い、心を癒してくれる気持ちの良い演奏に仕上がっています。リチャード・キングはジュリアード音楽院とカーティス音楽院で学んだアメリカのホルン奏者。1988年クリーヴランド管弦楽団に加わり、1997年主席ホルン奏者になった腕利きです。編曲者のカジミエシュ・マハラはポーランド出身で、イリノイ大学ホルン教授を務めており、ホルンのために多数の作品を編曲しています。キングはホルンらしさを前面に押し出すことなく、あくまで中庸で上品な演奏をしているので、シューベルトの素の味わいを損なうことがありません。「子守歌」や「野ばら」「ます」などの名曲がしみじみ心に染みる演奏です。
