1-6. ジョージ・フレデリック・ヘンデル／エルネスト・ミラー編／トロンボーン四重奏のための舞曲集
7-11. アルフレッド・ホルノフ／４本のトロンボーンのための組曲
12. 13. ジュール・セムラー=コールリー／トロンボーン四重奏のための２つの小品
14. 15. ライモンド・プレムル／ティッシントン変奏曲
16-19. エルネスト・ミラー編／４つの16世紀のシャンソン集
20-22. ワルター・ロス／トロンボーン四重奏曲
23. エドヴルド・グリーグ／エルネスト・ミラー編／エレジー Op.47-7
24. ジミー・ヴァン=ヒューセン／ポール・ファーガソン編／恋に似たもののように～センチになって
25. ライモンド・プレムル／イ・メモリアム
ハイ・アングザイアティ・ボーンズ（トロンボーン四重奏） 発売：1999年
【スティーヴン・ウィッツァー、エドワード・Ａ・ザドズロニー、ポール・ファーガソン、レイモンド・プレムル】
ALBANY【アメリカ輸入盤】
「ハイ・アングザイアティ・ボーンズ」は、今は亡きレイモンド・プレムルが率いるトロンボーン四重奏団で、これが最初で最後のアルバムとなっています。プレムルといえば、フィルハーモニア管弦楽団の名トロンボーン奏者とであり、かのフィリップ・ジョーンズ・ブラスアンサンブルのメンバーとしてリスペクトされている存在。作曲の腕も冴えており、プレムルのアンサンブル作品は現在も広く親しまれています。このアルバムは珍しい曲目を取りそろえており、もちろんプレムルたちも柔らかい音色で抜群のアンサンブルを披露しています。最後の「イン・メモリアム」は、このレコーディングの前後になくなったプレムルを悼んで演奏されたもので、プレムルに代わってアンドリュー・ヒコックスがバス・トロンボーンを演奏をしています。全体にダークな色彩のアンニュイな表情の作品と演奏が多く、人世の晩年や死の影をそこはかとなく感じさせるアルバムです。
