ジャナンドレア・ノセダ（指揮）／カダケス管弦楽団、カスティーリャ・イ・レオン交響楽団
録音：2007年3月30日、スペイン、バリャドリード、アウディトリオ
TRITO【スペイン輸入盤】
話題の指揮者ノセダとスペインの２つのオーケストラ（カダケス管弦楽団とカスティーリャ・イ・レオン交響楽団）による合同演奏という珍しい形態によるショスタコーヴィチの「交響曲第４番」。1988年にカタルーニャ地方の町カダケースに創設されたオーケストラ、カダケス管弦楽団は、首席指揮者として老練なマリナーを迎え、近年になってメキメキ実力を伸ばし、すでにいくつかの優れたディスクをリリースしています。カスティーリャ・イ・レオン交響楽団も日本ではまだマイナーですが、スペイン音楽ファンにはお馴染みのスペインの中堅オーケストラ。NAXOSレーベルなどにロドリーゴ作品集などをレコーディングしています。ジャナンドレア・ノセダはミラノ生まれの指揮者で、師匠でもあるゲルギエフの信頼厚く、1997年にキーロフ歌劇場管弦楽団、 1999年にロッテルダム・フィルの首席客演指揮者およびキーロフ歌劇場フィルの首席指揮者に就任。キーロフ歌劇場管弦楽団とともに来日したり、最近ではＮＨＫ交響楽団を振って評判になりました。ＢＢＣフィルの首席指揮者に就任して以来、レコーディングも数多く、イギリスをはじめ世界中でノセダの評価が高まっています。このアルバムでも、ノセダの丁寧な指揮ぶりとスペインのフレッシュなオーケストラの奮闘ぶりがよく伝わってきます。
