マウロ・ジュリアーニ(1781-1829):
◎ロッシニアーナ〔第1番 Op.119/第2番 Op.120/第3番 Op.121/第4番 Op.122/第5番 Op.123/第6番 Op.124〕
◎ポット・ポプリ〔第1番 Op.18/第2番 Op.26/第3番 Op.28/第4番 Op.31/第5番 Op.42/第6番 Op.108〕
アントニオ・プッチョ(ギター)
録音:1999年10月14日-16日、イタリア、イヴレア、司教区神学校講堂
STRADIVARIUS(DATUM)【イタリア輸入盤】
マウロ・ジュリアーニ(1781-1829)は、19世紀初頭の偉大なギタリストであり、人気作曲家でした。1806年からウィーンで活動し、ベートーヴェンと親交を結んだことでも知られています。当時はギターが大流行していることもあって、ジュリアーニもたくさんの作品を作りました。イタリア的な旋律の美と豊かさに、ウィーン古典派の明確で合理的な構成を加味したもので、古典派のギター楽曲の完成をもたらした人物と言っても良いでしょう。「ロッシニアーナ」は、この時期圧倒的な人気を誇っていたロッシーニのオペラをテーマを用いた6曲で構成されています。ギターという楽器の表現力の豊かさを最大限にまで引き出したジュリアーニの演奏技術の粋が込められた傑作として、多くの演奏家に愛奏され続けています。また、「ポット・ポプリ」も当時流行していた「ポプリ(音楽の花束)」という形式の音楽のメドレー集です。こちらもギターの特徴的な奏法、アルペジオや跳躍的な音階を駆使し、古典的な調性感や展開手法で曲を構成されています。音楽自体は優雅な古典風で、BGMとしてのんびり聴くのに向いています。送料はメール便の場合200円です。