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ニーノ・ロータ/ヴァイオリンとヴィオラのための作品全集

ニーノ・ロータ(1911-1979):
1. ヴァイオリンとピアノのための即興曲 ハ長調「センチメンタルな悪魔」
(1969)
2-4. ヴァイオリンとピアノのためのソナタ ト長調(1937)
5. ヴィオラとピアノのための間奏曲 ロ短調(1945)
6. ヴァイオリンとピアノのための即興曲 イ短調(1947)
7-9. ヴィオラとピアノのためのソナタ ハ長調(1945)
10. 魔の山の伝説(1948)
11-13. ヴィオラとピアノのためのソナタ ト長調(1934)

フランチェスコ・ドラツィオ(ヴァイオリン)、ジャンパオロ・ヌーティ(ピアノ)

録音:2012年5月29-31日、イタリア、バルレッタ、クルチ劇場

ニーノ・ロータ/ヴァイオリンとヴィオラのための作品全集

価格:

2,138円 (税込)

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STRADIVARIUS【イタリア輸入盤】

イタリアの作曲家ニーノ・ロータ(1911-1979)は、映画音楽の巨匠としてあまりに有名。フェリーニの映画のほとんどに携わり、コッポラの「ゴッドファーザー」の音楽や「太陽がいっぱい」、「ロメオとジュリエット」など数々の名曲を世に送り出しています。しかし、ロータ自身は「本業はあくまでクラシックの作曲であり、映画音楽は趣味にすぎない」といっていたとおり、クラシックの分野にも室内楽、管弦楽、バレエ、オペラなどあらゆるジャンルに優れた作品を残しております。
このアルバムに収録されたヴァイオリンとヴィオラのための作品も、名匠ピエロ・ファルッリやウィリアム・プリムローズなどに献呈された本格的な内容の作品です。ほとんどが1930-40年代というロータが若い時期に書いた作品ですが、唯一50代後半に書かれた即興曲「センチメンタルな悪魔」が実に軽妙で愉快!ドラツィオの演奏もくだけた雰囲気で、ストラヴィンスキーやショスタコーヴィチを思わせるシニカルな音楽はまさに「感傷的な悪魔」というタイトルにピッタリです。また、映画「魔の山の伝説」のサウンドトラックから編まれたというヴァイオリンとピアノのための「魔の山の伝説」も珍しい作品ですが、期待通りドラマチックで面白く、ニーノ・ロータの天性のメロディー・メーカーぶりが伝わってきます。
また、「ヴィオラ・ソナタ」は、これまでも意外なほど録音される機会が多かった隠れた人気作ながら、ト長調とハ長調の2曲が一緒に聴くことができるのは、このドラツィオ盤が初めてではないでしょうか。しみじみとしたヴィオラの音色でロータの美しい旋律をたっぷり歌い上げており、両曲ともとても甘美でロマンチック。いずれの楽曲も伝統的なクラシック音楽の範疇にあり、レスピーギのヴァィオリン作品を聴いているかのような上質の美しい作品ばかりです。ドラツィオとヌーティによる演奏もハイレベルですが、肩の力の抜けたエンターテイメント性も発揮されており、ロマンティックな室内楽曲にご興味のある方には大いに受けるでしょう。オススメです。薄型デジパック・ケースです。

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