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「イン・ア・サイレント・ウェイ」~ケージ、フェルドマン/ヴィオラとピアノのための音楽

1.ジョン・ケージ(1912-1992)/ヴァイオリンとピアノのための夜想曲(無伴奏ヴィオラ版;1947)
2.ケージ/オフィーリア-Jean Erdman のために(ピアノのための;1946)
3.モートン・フェルドマン(1926-1987)/アーロン・コープランドのために(無伴奏ヴァイオリンのための;1981)
4.ケージ/マウリツィオ・バルベッティ編曲/夢(ピアノまたはハープのための;1948/ピアノとヴィオラのための版)
5.フェルドマン/ピアノ小品-フィリップ・ガストンに(1963)
6.7.ケージ/ヴァイオリンとピアノのための6つのメロディ-ジョゼフ&アンニ・オルヴァーズのために(1950)から 第5番,第6番
8.ケージ/Eight Whiskus-マルコム・ゴールドスタインのために(無伴奏ヴァイオリンのための;1985)
9.ケージ/ある風景の中で-ルイーズ・リッポルドのために(ピアノのための;1948)
10.フェルドマン/ヴィオラ・イン・マイ・ライフ III(ヴィオラとピアノのための;1970)


マウリツィオ・バルベッティ(ヴィオラ)、ロセッラ・スピノーザ(ピアノ)  録音:2008年、イタリア、ミラノ

「イン・ア・サイレント・ウェイ」~ケージ、フェルドマン/ヴィオラとピアノのための音楽

価格:

2,138円 (税込)

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STRADIVARIUS【イタリア輸入盤】

現代音楽の雄ジョン・ケージ(1912-1992)は、音を一切発しない「4分33秒」や何をしてもよい「0分00秒」、サイコロを振って音符(音量、音高、持続、音色等々)を決めて作曲する「偶然性」を導入した「易の音楽」などそのユニークな音楽で話題になりました。現代音楽のみならずフルクサスやハプニングなどの美術運動やパフォーマンス・アートなど、20世紀後半の芸術家や芸術思想に多大な影響を与えました。また、モートン・フェルドマン(1926-1987)も同じアメリカの作曲家。1950年にジョン・ケージの偶然性の音楽の実践に加わって図形楽譜を用いた作曲家です。視覚芸術からも大きな影響を受けた実験的な作曲家として活動してきましたが、通常の記譜による作曲を行うようになり、「静謐の詩人」と呼ばれるほど音が極端に少ない、ひっそりした静寂感を持った独自の音楽を作り出しました。また演奏時間が極端に時間がかかるのも特徴ですが、晩年の作品はさらに磨きのかかった純度の高い瞑想的なものが多くなりました。フェルドマンの作品はきわめてゆっくりのテンポの中、音を1つ1つ鳴らしていくもので、人よっては退屈にも感じるでしょうが、病みつきになるほどの魅力を持っているのも事実。現代作曲家の中では、例外的といえるほど演奏・録音されることが多い人気作曲家でもあるのです。
このアルバムは、ケージとフェルドマンによるヴィオラとピアノのための音楽を集めたもので、ユニークなアイデアで楽しませてくれるケージと静謐で詩的なフェルドマンの音楽が同時に楽むことができます。意外にも両者の相違点以上に共通したセンスが感じられるところが興味深く、反骨精神あふれるケージの音楽に潜むロマン性があぶり出されるようです。スピノーザのピアノも優れています。

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