ルカ・マレンツィオ(1553-1599):マドリガーレ・スピリトゥアーレ(聖句にもとづく世俗語歌曲)
どのような甘いつぶやき/ほとんど深紅の薔薇/賢い処女
鹿はいなかった/他全12曲
アレッサンドロ・カザーリ(指揮)/グリ・エッランティ
ラヴィニア・ベルトッティ(Vo)、エリサ・フランゼッティ(Vo)、ジャンルカ・フェラリーニ(C.T)
ファビオ・フルナーリ(C.T)、マルコ・スカヴァッツァ(Br)、ワルター・テストリン(B)
ミラ・ステュデント(Lute)、マルタ・グルタツィオリーノ(Hrp)、シモーネ・ジョルダーノ(Cemb)
録音:2001年9月 (2014年再プレス)
STRADIVARIUS【イタリア輸入盤】
ルカ・マレンツィオ(1553-1599)は、イタリア後期ルネサンス音楽の作曲家で、当時を代表するもっとも著名なマドリガーレ作曲家の一人です。モンテヴェルディによる初期バロック音楽への過渡期に先駆けた存在で、イタリアの作曲界だけでなく、その他のヨーロッパ諸国にも甚大な影響力を残しました。甘美な抒情性を漂わせた作風から「気高く優美な白鳥」と評され、ルネサンス世俗歌曲の洗練の極致を示しています。一方で、より深刻かつ厳粛な楽曲を創作し、ジェズアルド以外に太刀打ちできる者がいないような大胆さで、半音階技法の実験をも試みています。薄型デジパック・ケースです。