1. シューベルト/華麗なるロンド D.895
2-5. ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第5番「春」
6-8. ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第8番
ヨアンナ・マルツィ(ヴァイオリン)、ジャン・アントニエッティ(ピアノ)
録音:1957年5月18日、ケルン放送第2ホール、スタジオ録音(モノラル)
WEITBLICK【ドイツ輸入盤】
誰がこの日を予想できたことでしょう。録音が少ない幻の名女流ヨアンナ・マルツィの初出レパートリー、ベートーヴェンの「スプリング・ソナタ」の登場です。マルツィとベートーヴェンの相性の良さは広く知られるところですが、一般的に聞かれるのは第8 番(DGの超高額中古LPでも有名)と「クロイツェル」だけでしょうか。「スプリング・ソナタ」は弦楽器愛好家が熱望したレパートリーであり、この愉悦に満ちた、そして繊細な抒情には抗しがたい魅力がございます。新春早々の注目盤です。シューベルトの「華麗なるロンド」は十八番、ベートーヴェンの第8番のソナタもまるで人の声のような痛切な名演。伴奏のアントニエッティとも見事なコンビネーションを見せます。ケルン放送による放送用スタジオ録音で音質も万全。これは必携盤です。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付。