カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ

ショスタコーヴィチ/交響曲第8番

クルト・ザンデルリンク(指揮)/スウェーデン放送交響楽団

録音:1994年10月21日、ベルワルド・ホール(ライヴ)

ショスタコーヴィチ/交響曲第8番

価格:

2,138円 (税込)

[ポイント還元 21ポイント~]
購入数:
友達にメールですすめる

WEITBLICK【ドイツ輸入盤】

巨匠ザンデルリンクは、旧ソ連で名指揮者ムラヴィンスキーに師事し、ショスタコーヴィチとも親交があったこともあって、ショスタコーヴィチの交響曲を得意としていました。交響曲全集を完成することはありませんでしたが、第1番、第5番、第6番、第8番、第10番、第15番についてはスタジオ録音を行っており、いずれ劣らぬ名演として知られています。第8番についてはベルリン交響楽団とのスタジオ録音が唯一で、この曲を遅いテンポで透徹したユニークな演奏として名高いものでした。しかし第8番は、巨匠ザンデルリンクが活動最晩年までレパートリーから外さなかった愛奏曲で、このライヴ録音はショスタコーヴィチ・ファン、ザンデルリンク・ファンにとって嬉しいリリースです。
何といってもこのライヴ録音の特徴は、スタジオ録音以上にゆったりとしたテンポにあります。ムラヴィンスキーなら快速で進めるであろう箇所も、ザンデルリングはこれでもかとばかりに執拗に遅いテンポで、このシリアスな作品をまるで点描画のように聴衆に開示していきます。楽想をより深く入念に描いていくための独特のアプローチですが、それでも音楽は一瞬も弛むことなく、あくまでシリアスで厳しい表情を保っています。死への恐怖や独裁者への怒り、そして亡くなった人々への鎮魂の気持ちが込められたこの曲の名演の1つといえるでしょう。
このライヴでは余程好調だったのか、足踏みの音が聞こえたり、第3楽章から第4楽章にかけての掛け声を発したりと、冷静沈着に見えるザンデルリングの燃える姿が記録されています。英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付き。

ページトップへ