レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル 録音:1958-63年
SONY【ヨーロッパ輸入盤】
バーンスタインのガーシュウィンのアルバムは、ドイツ・グラモフォンへの新しいデジタル録音もあるのですが、こちらのソニーの旧盤の方が断然活力があって、フレッシュな勢いがあります。いまでも、評論家たちやリスナーたちはこちらの旧盤を押す人がほとんどいうくらい人気のある演奏です。
「ラプソディ・イン・ブルー」の冒頭のクラリネットやピアノのジャジーな味わいなど、この演奏にしかない思い切りのよい表現には感心させられます。バーンスタインが自身のピアノをノリノリで弾いている姿、元気一杯に飛び跳ねて指揮をしている姿が目に浮かぶようなフレッシュな演奏です。まだこの演奏で「ラプソディー・イン・ブルー」を聴いたことがないという若い人にぜひ体験していただきたい世界です。
録音年代からは信じられないほど、音質も鮮明でパワフル。50,60年代のCBSの録音は大したものです。