ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756-1791)：
ＣＤ１：
１．グラーフのオランダ語歌曲による８つの変奏曲 ト長調 K.24
２．ウィレム・ファン・ナッサウのオランダ語歌曲による７つの変奏曲 ニ長調 K.25
３．ボーマルシェのロマンス「私はランドール」による12の変奏曲 ホ長調 K.354
４．グレトリーの「サムニットの結婚」の行進曲による８つの変奏曲 ヘ長調 K.352
５．アレグレットによる12の変奏曲 変ロ長調 K.500
６．サルティの「子羊のように」による10の変奏曲 イ長調のもう一つの主題と２つの変奏曲
７．サルティの「子羊のように」による10の変奏曲 イ長調 K.460
ＣＤ２：
１．アレグレットによる６つの変奏曲 ヘ長調 K.54
２．サリエリの「わが愛しのアドーネ」による６つの変奏曲 ト長調
３．フィッシャーのメヌエットによる12の変奏曲 K.179
４．「美しいフランソワーズ」による12の変奏曲 変ホ長調 K.353
５．ドゼードの「リゾンは眠った」による９つの変奏曲 K.264
マルティノ・ティリモ（ピアノ）
録音：2005年7月、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス、メンデルスゾーン・ザール
REGIS【イギリス輸入盤】
マルティノ・ティリモは、キプロス出身のピアニスト。ヴァイオリニストで指揮者でもあった父親からピアノとヴァイオリンの指導を受け、さらにイギリスの王立音楽学校でピアノを学びました。1971年のジュネーヴ国際コンクールと1972年ミュンヘン国際コンクールで優秀な成績を収めており、その後は、バルビローリ、ボールト、ザンデルリンク、マズアやラトルといった巨匠たちと共演を重ねるなど、名ピアニストとしての地位を確固たるものとしています。ティリモは広大なレパトリーを誇っており、レコーディングも多数行っていますが、メジャー・レーベルではなくイギリスのマイナー・レーベルでの録音が多いため、これまで日本では知名度が高いとはいえませんでした。しかし、ティリモのシューベルトのピアノ・ソナタ全集やドビュッシーやヤナーチェクのピアノ作品全集、モーツァルトのピアノ作品全集、ショパンのアルバムなどは非常に高い評価を受けており、シューベルトのピアノ・ソナタ集のウィーン原典版の校訂も行っているほど権威と尊敬を集める名匠です。
そのティリモは2005年から２年かけてモーツァルトのピアノ独奏作品全集を録音し、ピアノ・ソナタ全曲だけでなく、世界初録音を含む滅多に
