1-3. ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783)/ジークフリート・ベーレント編曲:
2つのヴァイオリン、チェロ、リュート、ギターとコントラバスのための協奏曲 ト長調
(マンドリンとギターのための版)(*/+)
4-10. ベートーヴェン(1770-1827)/ジークフリート・ベーレント編曲:
マンドリンとチェンバロのためのアンダンテと変奏曲(*/+)
11. カルロ・ムニエル(1859-1911):スペイン奇想曲 Op.276(*/+)
12. ウンベルト・レオナルド(1954-):アルヘシラス(ギターのための)(+)
13-15. ヴィヴァルディ(1678-1741)/ウンベルト・レオナルド編曲:
マンドリンと弦楽のための協奏曲 P.134(マンドリンとギターのための版)(*/+)
16. ラッファエーレ・カラーチェ(1863-1934):マンドリンのための前奏曲第2番 Op.49(*)
17. ヴィットリオ・モンティ(1868-1922)/ウンベルト・レオナルド編曲:
ヴァイオリンとピアノのためのチャルダーシュ(マンドリンとギターのための版)(*/+)
ジュゼッペ・アネッダ(マンドリン(*))、ウンベルト・レオナルド(ギター(+))
PHOENIX CLASSICS【イタリア輸入盤】
マンドリンとギターのデュオによるコンサート・ライヴ録音。マンドリンのジュゼッペ・アネッダ(1912-1997)はイタリアの著名なマンドリン奏者で、世界中で約5000回にも及ぶコンサート活動をするほか、イタリアだけでなくアメリカや日本においてもマンドリンの教育に力を注ぎ多くの弟子を育て上げました。同じくイタリア出身の作曲家でギタリストのウンベルト・レオナルドも卓越したギター演奏を披露しており、ヴィヴァルディやモンティの作品の編曲も行っています。
このアルバムの曲目は、様々な時代の音楽を幅広く取り扱っており、バロック期にイタリアで大流行したマンドリンが現代に至るまで脈々とその伝統を残し、広く親しまれていることをアピールしているかのようです。マンドリンにあまり馴染みがない方でもヴィヴァルディの「マンドリン協奏曲」やモンティの「チャルダーシュ」のメロディーはどこかで耳にしたことがあることでしょう。また、ハッセやベートーヴェンの珍しい作品やムニエルやカラーチェといったマンドリン界では有名な巨匠の作品など、ヴィルトォーゾ風の華やかでかっこいい音楽は本当に魅力的です。