1-10. プロコフィエフ(1891-1953)/ピアノのための組曲「ロメオとジュリエット」Op.75
民衆の踊り/街の目覚め/客人たちの到着/少女ジュリエット/仮面/
モンタギュー家とキャピュレット家/僧ロレンツォ/マーキュシオ/
百合の花を持った娘たちの踊り/別れの前のロメオとジュリエット
11-12. ラヴェル(1875-1937)/「ダフニスとクロエ」より2つの楽章(R・ラヴィノヴィチ編)
パントマイム/全員の踊り
13-15. ストラヴィンスキー(1882-1971)/ペトルーシュカからの3楽章
ロシアの踊り/ペトルーシュカの部屋/謝肉祭
ローマン・ラビノヴィチ(ピアノ)
録音:2012年4月16-18日、アメリカ、マディソン、ドロー大学
ORCHID CLASSICS【イギリス輸入盤】
イスラエル生まれの若きピアニスト&画家、ローマ・ラビノヴィチ。彼は2008年のルービンシュタイン国際コンクールの受賞者であり、ピアニストとしてはウィグモア・ホール、カーネギー・ホールなど数多くのホールで演奏会を開き、また画家としてはメトロポリタン美術館などで展覧会を開くほど注目されている「アーティスト」です。ジャケットに使われているドローイングも彼の作品で、そのムダのない流麗な線を見るだけでも彼の才能の一端が伺われるというものです。このアルバムは、ロシアの名バレエ団「バレエ・ルセ」にまつわる音楽20世紀初頭の音楽集で、これは最もエキサイティングな時代へのオマージュであり、またピアニストとしてのテクニックを披露するにも最適な1枚と言えるのではないでしょうか。ラビノヴィチの生き生きとした表現は実に説得力があり、「ロメオとジュリエット」はオーケストラ版に劣らぬ魅力を放っています。「ダフニスとクロエ」や「ペトルーシュカからの3楽章」も最高。強くオススメです。