カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ

ハイドン、プレイエル/協奏交響曲集

1-3. ハイドン(1732-1809)/ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、ファゴットのための協奏交響曲 変ホ長調 Hob.I:105
   ヨゼフ・コペルマン(ヴァイオリン)、ユライ・アレクサンデル(チェロ)
   ローター・コッホ(オーボエ)、クラウス・トゥーネマン(ファゴット)

4-6. イグナツ・ヨゼフ・プレイエル(1757-1831)/フルート、オーボエ、ファゴット、ホルンのための協奏交響曲第5番 ヘ長調
   ミロシュ・ユルコヴィチ(フルート)、ローター・コッホ(オーボエ)
   クラウス・トゥーネマン(ファゴット)、ズデニェク・ティルシャル(ホルン)

ボフダン・ヴァルハル(指揮)/スロヴァキア室内管弦楽団

録音:1980年10月、ブラチスラヴァ、スロヴァキア放送コンサート・スタジオ

ハイドン、プレイエル/協奏交響曲集

価格:

1,987円 (税込)

[ポイント還元 19ポイント~]
購入数:
友達にメールですすめる

OPUS【スロヴァキア輸入盤】

古典派のハイドンとプレイエルの協奏交響曲集。協奏交響曲は18世紀に流行した形式で、複数の独奏楽器を持っているのが特徴です。バロック期の合奏協奏曲に倣っており、後の時代のヴァイオリン協奏曲やピアノ協奏曲といったソロ楽器の協奏曲との中間的な存在といえるでしょう。カール・シュターミツなどのマンハイム楽派の作曲家によって多く書かれ、ハイドンやモーツァルトもこの形式を用いて優れた作品を残しています。ハイドンの「ヴァイオリン、チェロ、オーボエ、ファゴットのための協奏交響曲」は4つのソロ楽器が参加していますが、実際はヴァイオリンが中心となって活躍するので、ヴァイオリン協奏曲のようにも聞こえます。ヴァイオリンのヨゼフ・コペルマン(1947-)は、ロシア出身のヴァイオリニストで、キエフ室内管弦楽団のリーダーとして活躍しました。1976年からはスロヴァキア室内管弦楽団へ移り、ソリストとしてまた指揮者として長年務めてきたベテランです。それゆえオーケストラとの一体感は素晴らしく、ハイドンらしいキビキビした明快な演奏を楽しませてくれます。
一方、イグナッツ・ヨーゼフ・プレイエル(1757-1831)は、モーツァルトほぼ同じ頃ウィーン近郊に生まれた作曲家。プレイエルはヴァンハルやハイドンに師事し、特にハイドンは密接な関係を保ちました。プレイエルは大変な多作家でたくさんの交響曲や弦楽四重奏曲を残し、聴衆からの人気も抜群でしたが、死後は演奏機会がめっきり少なくなり、現在でもあまり多いとはいえません。むしろプレイエルはパリに移住してから、楽譜出版を手がけ、さらにピアノの生産事業も始めたことで重要な役割を果たしたといえるでしょう。プレイエルのピアノは、現在でもフランス・ピアノの代表として生産を続けており、ショパンにも愛された名器として伝統と格式を保っています。そのプレイエルの「協奏交響曲第5番」は、ハイドンのものとはかなり異なり、それぞれのソロ楽器が順番にソロを受け持ち、時にはトゥッティで高らかに歌い上げるというまさに4つの楽器による協奏曲となっています。モーツァルトにも似た古典派らしい明快で心地よい音楽であり、まるでモーツァルトのオペラの多重唱のアリアを聴いているかのよう。しかもソリスト陣の豪華なこと!オーボエのコッホやファゴットのトゥーネマン、ホルンのティルシャルなど超一流のアーティストたちの美しい音色はさすが。この愉悦きわまる美しい演奏と音楽に触れていただければ、プレイエルという作曲家に好感を持たれる方も多いことでしょう。
チェコスロヴァキア時代に(おそらく国営会社として)創設された名門レーベル。スロヴァキアの分離独立後、紆余曲折を経て再興し、過去の録音の多くが再び入手できるようになりました。

ページトップへ