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タネーエフ/ピアノ四重奏曲、ヴァイオリン・ソナタ

セルゲイ・タネーエフ(1856-1915):
1-3. ピアノ四重奏曲 Op.20
(1906)
  エリソ・ヴィルサラーゼ(ピアノ)、ウラディミール・オヴチャレク(ヴァイオリン)
  ウラディミール・ストピチェフ(ヴィオラ)、ヨシフ・レヴィンソン(チェロ)  

4-7. ヴァイオリン・ソナタ(1911)
  ウラディミール・オヴチャレク(ヴァイオリン)、タマラ・フィドラー(ピアノ)

録音:1987年,1980年

タネーエフ/ピアノ四重奏曲、ヴァイオリン・ソナタ

価格:

2,138円 (税込)

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NORTHERN FLOWERS【ロシア輸入盤】

セルゲイ・タネーエフ(1856-1915)は、ピアノをニコライ・ルビンシテインに、作曲をチャイコフスキーに師事したロシアのピアニスト兼作曲家。伝説的ヴァイオリニストであるアウアーと組んで演奏したり、師であるチャイコフキーのピアノ協奏曲第1番のモスクワ初演、同第2番の初演を行うなどピアニストとしても活躍しました。モスクワ音楽院の教授を長らく務め、院長にまでなり、スクリャービンやラフマニノフ、グラズノフ、プロコフィエフなどを育てました。作曲家としては4つの交響曲や9つの弦楽四重奏曲などを残してしますが、これほど重要な音楽家であるにもかかわらず、タネーエフの音楽を聴く機会はこれまでかなり少ないものでした。最近になって、少しずつ演奏・録音の機会が増えつつあり、作曲家の名を冠するタネーエフ・カルテットが弦楽四重奏曲全集をはじめとする室内楽を次々に録音して高い評価を集めています。
タネーエフの室内楽は、ブラームスと見紛うばかりの憂いに溢れた美しい音楽で、実際「ロシアのブラームス」と呼ばれることもあったらしいですが、本人はブラームスのことを嫌っていたそうです。どっしりした構築性と見事な対位法を駆使したタネーエフは、師匠チャイコフスキーよりはるかにドイツ的であり、弟子のラフマニノフを思わせる歌謡性もあってなかなか魅力的です(ラフマニノフがタネーエフの影響を受けたと言った方が正しいでしょう)。このアルバムは、タネーエフ弦楽四重奏団のメンバーに名手ヴィルサラーゼのピアノが加わった「ピアノ四重奏曲」、またタネーエフ四重奏団のヴァイオリン奏者オヴチャレクによる「ヴァイオリン・ソナタ」が収録されており、どちらもブラームス的な落ち着きとチャイコフスキー的な抒情が横溢する名品です。とりわけ「ピアノ四重奏曲」は、ピアノが主導型のキラキラと輝いた音楽だけに(特に第1楽章)、アグレッシヴな表現で迫るヴィルサラーゼのピアノが一段と素晴らしく、ロシアのピアニストがお好きな方は必聴です。タネーエフSQのメンバーも含蓄の深い美しい演奏を繰り広げています。

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