1~8.ベートーヴェン/モーツァルトの「魔笛」の主題による7つの変奏曲
9~13.シューマン/5つの民謡風の小品集
14~16.シューベルト/アルぺジョーネ・ソナタ
17.ショパン/チェロ・ソナタよりラルゴ
アルベルト・ボチーニ(コントラバス)、ダニエル・デルピーノ(ピアノ)
録音:2004年4月ライヴ
NBBレコーズ【イタリア輸入盤】
コントラバス専門レーベルであるNBBレコードを主宰するアルベルト・ボチーニ(フィレンツェ歌劇場首席奏者)は188cmの長身、カーリーへア、温和な人柄で初心者からエキスパートまで絶大の人気を誇るイタリア・コントラバス界のカリスマ的存在。イタリアの有名オーケストラの首席を歴任、ヴァレンティ-ノ・ブッキ国際コンクール優勝を始め国際コンクール入賞歴多数という腕利きです。このアルバムは、2004年4月28日にフィレンツェ近郊のセスト・フィオレンティーノのヴィッラ・サン・ロレンツォのホールで行われた演奏会のライヴ録音。コントラバスのソロ曲を書かなかった大作曲家のチェロのオリジナル作品をとりあげた、ボチーニの意欲的な試みで、他の楽器の編曲でコントラバスのソロ楽器としての可能性を問うとボチーニ自身が語っています。いずれもコントラバスとは思えないほど流暢な演奏で、コントラバスでの演奏とは思えないほど。シューベルトの「アルぺジョーネ・ソナタ」は、コントラバスらしい低音とゴリゴリした音色が発揮されていて、独特の渋い表情とが男性的な力強さがあって面白い演奏です。