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グリエール/交響曲第3番「イリヤ・ムーロメツ」

レインゴリト・グリエール(1875-1956):交響曲第3番 ロ短調 「イリヤ・ムーロメツ」 Op.42
 1. さまよえる巡礼の一団。イリヤー・ムーロメツとスヴャトゴール
 2. 追い剥ぎソロヴェイ
 3. 聖公ウラジーミルの宮廷にて
 4. イリヤー・ムーロメツの武勲。勇士たちが石と化す

ジョアン・ファレッタ(指揮)/バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団

録音:2013年5月3,5日、アメリカ、ニューヨーク、クレインハウス・ミュージック・ホール

グリエール/交響曲第3番「イリヤ・ムーロメツ」

価格:

1,273円 (税込)

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ロシアの作曲家レインゴリト・グリエール(1875-1956)は、教師、指揮者としても有名で、国民楽派の伝統を受け継いだロマンチックで分かり易い作品で人気があります。バレエ「赤いけしの花」や「青銅の騎士」をはじめ、ハープ協奏曲やホルン協奏曲などで知られていますが、とくに民族音楽風の作品に定評があります。グリエールは確かにロシア(ウクライナ)生まれですが、父はドイツ人で母はポーランド人であり、祖先にもロシア人はいなかったようなので厳密には「ロシアの作曲家」とは言えません。グリエールはモスクワ音楽院でタネーエフやアレンスキーらに作曲を師事しましたが、1901年からベルリンに留学し、指揮者オスカー・フリートに指揮法を学びました。1920年から1941年までモスクワ音楽院で教鞭を執り、プロコフィエフやハチャトゥリアンらを育てました。
グリエールの作品は装飾的であり、また独創的なメロディに満ちており、年齢を重ねることに「アジア的」なものへの傾倒も強くなっていきました。この「交響曲第3番」は彼の最高傑作として讃えられる見事な作品です。副題の「イリヤ・ムーロメツ」とは中世ロシアの伝説上の英雄の名前で、並外れた力持ちとして数多くのエピソードが伝えられています。グリエールはそんな英雄にまつわる4つのエピソードを選び出し、重厚な交響曲を描きだしました。ロシア国民主義と後期ロマン派の手法を結びつけた表現的で雄大な作品からは、たとえムーロメツの個性を知らずとも、各々の聴き手の脳裡にその人物像が鮮明に浮かび上がるだけの表現力が溢れ出しています。ファレッタの指揮は、グリエールの完膚なきまでの構築性を存分に浮かび上がらせています。

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