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ホルスト/交響曲ヘ長調「コッツウォルズ丘陵」、日本組曲、交響詩「インドラ」、ほか

グスタフ・ホルスト(1874-1934):
1. ウォルト・ホイットマン序曲 Op.7 H.42
2-5. 交響曲 ヘ長調「コッツウォルズ丘陵」 Op.8 H.47
6. 冬の牧歌
7-12. 日本組曲 Op.33 H.126
13. 交響詩「インドラ」 Op.13 H.66


ジョアン・ファレッタ(指揮)/アルスター管弦楽団

録音:2011年10月11-12日、ベルファスト、アルスター・ホール

ホルスト/交響曲ヘ長調「コッツウォルズ丘陵」、日本組曲、交響詩「インドラ」、ほか

価格:

1,273円 (税込)

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NAXOS【香港輸入盤】

ホルスト(1874-1934)といえば、何かと「惑星」ばかりが演奏・録音されていますが、他にも「惑星」同様にかっこいい曲やもっと素朴で温かい雰囲気の曲がいくつもあるのをご存じでしょうか。イギリス音楽の代表格とされるホルストですが、実は様々な国の文化の影響を受けている人でもありました。冒頭の「ウォルト・ホイットマン序曲」は、彼が王立音楽大学を卒業した1899年に作曲されたもので、当時の作曲仲間に刺激を受けながらも、まだ自らの独自性を開発しきれていなかったホルストらしく、思い切りワーグナーの影響が見受けられる明るく朗らかな作品となっています。弦の旋律は滴るように美しく、金管はファンファーレ的できらびやかで、とても親しみやすい音楽です。
また、当時傾倒していた社会主義を唱えたウィリアム・モリスに触発されて作曲したのが「コッツウォルド交響曲」であり、こちらはイギリス民謡も多用されています。ホルスト26歳の時の作品らしく、瑞々しいオーケストレーションとイギリス的な素朴さが共存する優れた交響曲です。ホルスト自身はスコットランド管弦楽団のトロンボーン奏者だっただけあって、若い頃から管楽器の扱いが抜群であったことがことがはっきり分かります。1897年作という「冬の牧歌」は、学生時代の習作で、これまで演奏機会がほとんどなかった珍しい録音。やはりワーグナーやR・シュトラウスなどドイツ後期ロマン派の影響が色濃く表れています。
アルバムの中で最も注目されるのは、日本の草分け的なダンサーで振付師でもあった伊藤道郎から委嘱を受けた「日本組曲」でしょう。オリエンタリズム(東洋趣味)の影響を強く受けていたホルストですが、伊藤から教えられた日本民謡が全編に用いられており、日本人ならたまらない抒情的な美しい音楽です。最後の交響詩「インドラ」も珍しい作品ですが、彼の父の2度目の妻が神学者であり、その影響でインド哲学からインスパイアを受けて作曲されたようです。ヒンドゥー教の戦いの神インドラを、雨と嵐を司る神として荒々しくダイナミックな音楽に描いており、「惑星」を連想させる格好いい作品です。

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