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キラール/ボクロジカ(神の母)、ピアノ協奏曲、灰色の霧、交響詩「コスチェレツ山1909年」

ヴォイチェフ・キラール(1932-):
1. ボクロジカ(神の母)
2-4. ピアノ協奏曲
5. 灰色の霧(バリトンと管弦楽のための)
6. 交響詩「コスチェレツ山1909年」


アントニ・ヴィト(指揮)/ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
ヘンリク・ヴォイナロフスキ(合唱指揮)/ワルシャワ・フィルハーモニー合唱団(1)
ヴァルデマル・マリツキ(3,ピアノ)、ヴィエスワフ・オフマン(5,バリトン)

録音:2002年10,11月、ポーランド、ワルシャワ・フィルハーモニー・ホール

キラール/ボクロジカ(神の母)、ピアノ協奏曲、灰色の霧、交響詩「コスチェレツ山1909年」

価格:

1,273円 (税込)

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ヴォイチェフ・キラール(1932-)は、特に映画音楽の分野では知らない人がいないといってもいいほど有名なポーランドの作曲家。キラールの名は知らずとも、古くはコッポラ監督の映画「ドラキュラ」や最近では映画 「戦場のピアニスト」の音楽を作った人といえばお分かりの人も多いでしょう。しかし、映画音楽などだけでなく、コンサートホール用の作品だって凄いんです。何を伝えたいのか、これほどストレートに打ち出す音楽を、20世紀出身の他の作曲家に見出すのは容易ではありません。
このアルバムのメインとなる「ピアノ協奏曲」はわりと規模の大きい作品で、3つの楽章それぞれに雰囲気がかなり違ってユニーク。映画音楽と見紛う美を誇る第1楽章、カトリックの典礼音楽そのままの第2楽章、わかりやすくノリがよい第3楽章と、キラールだから創出できる不思議空間です。キラールの作品の中では演奏機会も多く、現代のピアノ協奏曲の傑作といえるでしょう。
その他の3曲は1970年代に書かれた作品で、当時の緊迫した政治情勢を反映しています。軍隊行進的なリズムを叩くスネア・ドラム(小太鼓)連打で始まる「ボクロジカ(神の母)」は、不穏な緊迫感を表したオーケストラ、お経のような祈りや叫び声を上げる合唱など、全体的にはおどろおどろしい音楽です。しかし、クライマックスの美しい合唱のあとに軍隊調のスネア・ドラムの連打が遠くに消えていき、平和がもたらされるというシーンは感動的です。「灰色の霧」と「コスチェレツ山」も、インパクト大の佳品です。キラール入門にオススメのアルバム。

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