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イッポリトフ=イヴァノフ/コーカサスの風景、トルコ行進曲、トルコの断章

ミハイル・ミハイロヴィチ・イッポリトフ=イヴァノフ(1859-1935):
1-4. 組曲「コーカサスの風景」第1番 Op.10
5-8. 組曲「コーカサスの風景」第2番 Op.42「イヴェリア」
9. トルコ行進曲 Op.55
10-13. トルコの断章 Op.62


アーサー・フェイゲン(指揮)/ウクライナ国立交響楽団
 
録音:1995年6月、キエフ、ウクライナ放送コンサートホール

イッポリトフ=イヴァノフ/コーカサスの風景、トルコ行進曲、トルコの断章

価格:

1,273円 (税込)

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NAXOS【香港輸入盤】

ロシアの作曲家イッポリトフ=イヴァノフ(1859-1935)と言えば専ら組曲「コーカサスの風景」で知られている程度で、懐かしの「ロシア名曲集」の中の1曲として「酋長の行列」だけが辛うじて取り上げられているだけでした。ロシア音楽愛好家でもイッポリトフ=イヴァノフの作品や「コーカサスの風景」の演奏が話題になることはほとんどない状況ですが、そんな影の薄いイッポリトフ=イヴァノフへの認識を改めさせる優れたアルバムです。この組曲「コーカサスの風景」にコーカサスの王の名「イヴェリア(Iveria)」の副題を持つ第2番があることすら知る人は殆どいないでしょう。しかし、音楽は第1番と同等以上の出来で、東洋風のしみじみと懐かしいメロディの宝庫です。オーボエやコールアングレの鄙びた響きは郷愁を誘い、オリエンタルなムードは日本人の心に妙に馴染みます。トルコの名のつく2曲も楽器の用い方やメロディがいかにもトルコらしく、エキゾチックでアジア音楽の良さを伝える逸品です。
何より指揮のアーサー・フェイゲン(アルトゥール・ファーゲンとも)とウクライナ国立交響楽団の丁寧な演奏が素晴らしく、イッポリトフ=イヴァノフの魅力を余すところなく伝えてくれます。フェイゲンはアメリカ出身の指揮者で、カーティス音楽院でマックス・ルドルフに学び、後にザルツブルグのモーツァルテウムでスワロフスキーに師事しました。その後フランクフルト歌劇場でドホナーニのアシスタントを務め、さらにメトロポリタン歌劇場でレヴァインのアシスタントとなるなど、主に劇場で力をつけていったカペルマイター・タイプのたたき上げの指揮者です。ボルチモア響指揮者コンクールの第1回受賞者として名を上げ、2002-03年からドルトムント・フィル及びドルトムント歌劇場の音楽監督を務め、2010年からはアトランタ歌劇場の音楽監督を務めています。また、世界中のオーケストラや劇場に客演を行い、75ものレパートリーを有する有能なオペラ指揮者として近年ますます活躍しています。オススメです。

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