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ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲、チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲

ブロニスラフ・フーベルマン(ヴァイオリン)
ジョージ・セル(指揮)/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団   録音:1934年6月18-20日(ベートーヴェン)
ウィリアム・スタインバーグ(指揮)/シュターツカペレ・ベルリン   録音:1928年12月28-30日(チャイコフスキー)

ベートーヴェン/ヴァイオリン協奏曲、チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲

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NAXOS【香港輸入盤】

近代ヴァイオリン奏法はアウアーによって切り開かれ、偉大なるヤッシャ・ハイフェッツによって頂点に達し、現代に継承されていると言ってよいでしょう。しかしもはや駆逐されたかにみえる“旧世代”の奏法から醸し出される音色にも、抗いがたい魅力があるのは間違いありません。20世紀前半期に活躍したフーベルマンはまさにそうしたヴァイオリニストの代表格です。ブロニスラフ・フーベルマン(1882-1947)は、ポーランド出身のヴァイオリニストで、しばらくヨアヒムに師事したものの、ほぼ自己流で独自なスタイルを築きました。しかし、わずか14歳にしてブラームスのヴァイオリン協奏曲を弾き、ブラームス本人から激賞され、大いに注目を集めました。フーベルマンの演奏は、恐ろしいほどの技巧の冴えと同時に情熱的で濃厚にロマンチックな表現をするため、ジプシー音楽のようと揶揄されることもありました。確かにポルタメントを頻繁に駆使した演奏はかなり個性的で、聴き手によって好き嫌いが分かれるかもしれませんが、濃い表現がツボにはまった時はナイフのような切れ味の良さと恍惚となるほど美しくロマンチックな歌を発揮します。彼の奏法を「時代遅れの弓の持ち方、ヴィブラートのかけかた」と批判するむきもあるでしょう。しかし分厚く甘い魅惑的な音色、メロディーの要求するフレージングと一体となったアゴーギクなど、昨今の演奏がメカニカルな正確さを優先するあまりないがしろにしがちなものが、フーベルマンの演奏にはあふれています。“豊潤なる弦の響き”をぜひ味わってください。

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