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「クリスティーヌ・ワレフスカの芸術」~チェロとピアノの作品集

1~3.ドビュッシー/チェロ・ソナタ
4.ボロニーニ/エコー・セレナーデ
5.ラヴェル/ハバネラ形式の小品
6.ウェーバー/アダージョとロンド
7.ショパン/ノクターン第20番
8.ボロニーニ/ガウチョ・セレナーデ
9.ショパン/序奏と華麗なるポロネーズ
10.(ボーナス・トラック)ピアソラ/アディオス・ノニーノ


クリスティーヌ・ワレフスカ(チェロ)、ブルース・ガストン(1-9,ピアノ)
アントニオ・アグリ(10,ヴァイオリン)、マニュエル・レゴ(10,ピアノ)

録音:1967年、カリフォルニア

「クリスティーヌ・ワレフスカの芸術」~チェロとピアノの作品集

価格:

2,547円 (税込)

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MITTENWALD【国内盤】

クリスティーヌ・ワレフスカは、ロスアンジェルス生まれの女性チェリスト。父からチェロの手ほどきを受け、13歳でピアディゴルスキーに師事し、アメリカ楽壇にデビューしました。さらに16歳の時にフランスへ留学し、パリ音楽院でモーリス・マレシャルに師事。アメリカ人としては初めてチェロと室内楽を1等で卒業し、ヨーロッパ中で演奏家活動を行うようになりました。レコーディングでは、21歳の時にエリアフ・インバルの指揮でシューマンの協奏曲、ブロッホの「シェロモ」とブルッフの「コル・ニドライ」をフィリップス・レーベルからリリース。その後は同レーベルの専属アーティストとなり、ドヴォルザーク、サン=サーンス、プロコフィエフ、ハチャトゥリアン、ヴィヴァルディ、ハイドンといった主要な協奏曲作品の録音を行いました。また、彼女はハチャトゥリアンやグローフェなど多くの作曲家から作品を献呈されています。特に史上最強のチェリストと謳われたエニオ・ボロニーニは、彼女を自分の娘のように可愛がり、生前にその全楽譜を「お前だけが弾くように」とワレフスカに渡しています。ワレフスカは、1974年に来日して演奏旅行を行っており、2010年5月には36年振りの2度目の来日を果たしています。
この録音は、ワレフスカがデビューした頃のまだ20歳になる以前の初期の録音で、フランス留学で得た技術や表現が発揮されていることがハッキリ伝わってきます。艶やかな明るい音色とダイナミックで情熱的な表現は、奔放で色気がたっぷり。特にドビュッシーの「チェロ・ソナタ」は、胸のすくような思い切りのよい表現が新鮮で、こんなに演奏効果の高い曲だったのかと改めて感心させられます。ショパンの「序奏と華麗なるポロネーズ」も最後まで高いテンションで弾ききった快演。恩師であるボロニーニの「エコー・セレナーデ」と「ガウチョ・セレナーデ」は、ラテン系の情熱的な音楽で、ワレフスカのピチカートが非常に魅力的で雄弁なことに驚かされます。なお、音質は概ね明瞭ながら、古い録音のためか若干劣化したような聞き苦しい部分もあります。

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