CD1:
1~4.シューベルト/交響曲第9番 ハ長調 D.944「ザ・グレート」
パウル・ファン・ケンペン/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
録音:1943年5月23,29日(モノラル) 原盤:Polydor
5.シューベルト/「ロザムンデ」序曲 D.644
パウル・ファン・ケンペン/ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1938年(モノラル) 原盤:Polydor
CD2:
1~4.ブルックナー/交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」
パウル・ファン・ケンペン/オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団
録音:1950年(モノラル) 原盤:Telefunken
MEMORIES【イタリア輸入盤】
今や忘れられかけているオランダの巨匠パウル・ファン・ケンペン。もともとヴァイオリン奏者として出発し、アムステルダム・コンセルトヘボウのコンサートマスターを務めた後、指揮者に転向しました。メンゲルベルク時代からコンセルトヘボウ管に出演し、ベルリン・フィルとの見事なベートーヴェンの「英雄」、コンセルトヘボウとの剛直なチャイコフスキーの第5番、第6番は名盤の誉れ高いものです。
当盤の演奏は、いずれも堂々たる風格で立派な演奏で、「ザ・グレート」における雄大なスケールは特筆すべきものがあります。ポリドール原盤ですが、入手しづらい状態が続いており、ファンにとってはうれしい復刻でしょう。「ロマンティック」は、快速のテンポで押し切ったクールで凛々しい演奏。