アルフレット・シュニトケ(1934-1998)：映画音楽集
1-13. 映画音楽｢名も知れぬ俳優の生涯｣
14-19. 映画音楽｢スポーツ､スポーツ､スポーツ｣
20-25. 映画音楽｢苦悶｣
26-28. 想像の劇のための音楽
エミン・ハチャトゥリアン（指揮）／ソヴィエト・シネマトグラフィ交響楽団 録音：1987年
OLYMPIA【ロシア輸入盤】
シュニトケ(1934-1998)はロシアの現代作曲家。モスクワ音楽院の卒業後から映画音楽を作り始め、晩年まで60曲も作り続けるほどシュニトケにとって映画音楽は重要な作曲の場となりました。前衛音楽や実験音楽、ジャズ音楽などの様々な技法を取り入れたため、ソ連時代は官僚たちから圧迫を受け続けて不遇のまま過ごしましたが、1980年以降シュニトケの音楽は西側でも広く知られるようになり、その独創性が高く評価されました。ソ連時代のシュニトケのアルバムは少なく、映画音楽だからこそ残っている貴重なアルバムです。描写的で多彩な｢スポーツ､スポーツ､スポーツ｣やシュニトケをクラシックの室内楽作品を思わせる重苦しくい｢苦悶｣、賑やかな数々の楽器の音色が楽しい「想像の劇のための音楽」などシュニトケの個性豊かな音楽が楽しめます。
