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チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番、同第3番、演奏会用序曲、幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」(2CD)

チャイコフスキー(1840-1893):
CD1:
1. 演奏会用序曲 ハ短調
(1865)
2-4. ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op.23(*)

CD2:
1. 幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」Op.32
2. ピアノ協奏曲第3番 変ホ長調 Op.75(+)
3. ピアノ協奏曲第3番 変ホ長調 Op.75(リハーサル)(+)


エレーナ・ギレリス(ピアノ(*))、エミール・ギレリス(ピアノ(+))
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮) /ソヴィエト国立交響楽団

録音:1968年2月20日、ライヴ

チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番、同第3番、演奏会用序曲、幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」(2CD)

価格:

3,004円 (税込)

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MELODIYA【ロシア輸入盤】

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このアルバムは「エフゲニー・スヴェトラーノフ生誕80年記念」としてメロディアからリリースされたアルバムで、ほとんどが初出になるという貴重なものです。スヴェトラーノフの記念のアルバムなのに、ギレリス親子のピアノ協奏曲が2曲も含まれているというのも面白く、ギレリス・ファンにも見逃せない内容となっています。
とはいえ凄いのは、やはりスヴェトラーノフの味の濃い演奏で、滅多に演奏されることのない「序曲 ヘ短調」や「フランチェスカ・ダ・リミニ」は恐ろしくドラマチックな演奏です。「序曲 ヘ短調」はチャイコフスキーの若書きの作品で、一般的にはほとんど顧みられることがなかったものの、ここまで強烈なフォルテでドラマチックに演奏されると、聴き応えのある傑作に聞こえます。「フランチェスカ・ダ・リミニ」はまさに音の嵐ともいえる壮絶な演奏で、徹底してオーケストラを煽り立てたスヴェトラーノフの力業が楽しめます。嫌いな人には辟易されること間違いなしですが、ここまでやり尽くして燃えまくられると、爆演好きには堪えられない名演奏です。
ピアノ協奏曲では、第1番がギレリスの愛娘エレーナ・ギレリスが独奏を担当し、マイナーな第3番を父のエミール・ギレリスが弾いています。娘エレーナは父とデュオを組んで演奏したアルバムが知られていますが、独奏は珍しいでしょう。ただ、迫力は充分あるものの、技術的・音楽的に父とはいささか見劣りがすることは否めません。しかし、第1番でのスヴェトラーノフの伴奏はやはり味わいが濃厚で、面白い演奏に仕上がっています。驚くのは第3番の方で、一般的には面白味が薄い作品という印象が強いものの、ギレリスとスヴェトラーノフによるドラマチックな演奏で聴くと全く印象が変わります。ギレリスは力強いタッチでガンガンに弾きまくり、スヴェトラーノフもこってりロマンチックに歌い尽くして、チャイコフスキーのロマンに酔わせてくれます。まさに楽曲の真価を問う名演です。また、第3番はリハーサル・シーンが付いいます。ほぼ通して演奏しているだけですが、ファンにとっては貴重な録音です。
デジパック・ケースです。

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