ワーグナー（1813-1883）：
１．楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲(*)
２．歌劇「ローエングリン」第１幕前奏曲(+)
３．歌劇「ローエングリン」第３幕前奏曲(#)
４．歌劇「タンホイザー」序曲(**)
５．楽劇「トリスタンとイゾルデ」から 前奏曲，イゾルデの愛の死(**)
６．楽劇「神々の黄昏」から ジークフリートの葬送行進曲(**)
７．楽劇「ワルキューレ」から ワルキューレの騎行(++)
エフゲニー・ムラヴィンスキー（指揮）／レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音：1982年1月31日?(*)、1978年3月30日(+)、3月31日(**)、
レニングラード・フィルハーモニー大ホール、ライブ(*/+/**)
1965年2月23日、モスクワ音楽院大ホール、ライヴ(#/++)
MELODIYA【ロシア輸入盤】
「エフゲニー・ムラヴィンスキー生誕100年記念エディション」の１つで、ムラヴィンスキーのワーグナーを集めたアルバム。レニングラード・フィルの金管の音色やあまりのパワフルさには好みが分かれそうですが、ムラヴィンスキーならではの厳しく研ぎすまされた音楽はやはり圧倒的です。筋肉質に引き締まった響きと速めのテンポで突き進むワーグナーは実に颯爽としており、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲や「タンホイザー」序曲は素晴らしく感動的です。突き刺さるような音響で煽り立てる「ワルキューレの騎行」や「ローエングリン」第３幕前奏曲は凄まじい勢いで聴き手を震撼させます。また、「トリスタンとイゾルデ」は透明な響きと繊細な表現の張りつめた演奏です。
