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ハイドン/交響曲第94番「驚愕」、ベートーヴェン/同第7番、ボロディン/同第2番(2CD)

CD1:
1-4. ハイドン/交響曲第94番「驚愕」
5-8. ベートーヴェン/交響曲第7番


カルロス・クライバー(指揮)/ケルン放送交響楽団  録音:1972年5月、ライヴ

CD2:
1-2. ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死
3-6. ボロディン/交響曲第2番


カルロス・クライバー(指揮)/シュトウットガルト放送交響楽団

録音:1972年7月(1-2)、12月12日(3-6)、ライヴ

ハイドン/交響曲第94番「驚愕」、ベートーヴェン/同第7番、ボロディン/同第2番(2CD)

価格:

3,310円 (税込)

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MEMORIES【イタリア輸入盤】

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生前からすでに伝説になっていた名指揮者カルロス・クライバーがバリバリ活躍していた1972年のケルン放送交響楽団とシュトウットガルト放送交響楽団でのライヴ録音。C・クライバーは自分の気に入った曲を集中的に取り上げたため、非常にレパートリーの狭い指揮者と思われがちですが、それは1980年代後半以降の話で、若い頃はかなり様々な作品を振っていました。ただ、ほとんど録音には残していないため、ファンにとってはこのライヴ録音の珍しい演目はまさにお宝のようなものです。
ベートーヴェンの「交響曲第7番」とワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」は、C・クライバーの十八番としてよく知られていますが、ケルン放送響との第7番は有名なウィーン・フィルとのスタジオ録音の1年前の演奏です。ライヴ録音のせいかバランスが悪い部分があったり、オケの精度もウィーン・フィルに比べれば低いことは致し方ありませんが、クライバー自身もまだ解釈の面で未完成な部分があるように感じられます。しかし、これが翌年のウィーン・フィルの超名演につながって行ったことは間違いありません。一方の「トリスタンとイゾルデ」からの「前奏曲と愛の死」は、さすがに素晴らしい演奏で、甘美な音に酔わせてくれます。
しかし、ファンにとって注目は、カルロス・クライバーのレパートリーとしては珍しいハイドンの「驚愕」とボロディンの第2番でしょう。C・クライバーはハイドンの交響曲についてはこの第94番「驚愕」しか取り上げたことがなかったらしく、そもそも古典派の曲も滅多に演奏しませんでした。ところがこの演奏を聴けば、やっぱり天才としか言い様がなく、流麗かつダイナミックな演奏は聴き手の心を鷲掴みにします。ハイドンの音楽がもつ優美さや躍動感、そして燃え上がる高揚感まで実に見事に表しています。さらに圧巻なのはロシアの作曲家ボロディンの「交響曲第2番」。この曲をよく知っている方は、C・クライバーの自由なテンポ設定とパワーに仰天すること間違いありません。しかし、これ以上巨大なエネルギーで迫り、雄弁に語る演奏は今後も現れないことでしょう。音質も良好なステレオ録音で、強力にオススメです。

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