1. 外山雄三/ホルン協奏曲第1番より第1楽章
2-4. モーツァルト/ホルン協奏曲第2番 K.412
5-7. ロセッティ/ホルン協奏曲第1番 ニ短調
8-10. ヒンデミット/ホルン協奏曲
11-13. R・シュトラウス/ホルン協奏曲第1番 Op.11
近藤望(ホルン)
手塚幸紀(1,5-7,8-10,指揮)、泉庄右衛門(2-4,指揮)、朝比奈隆(11-13,指揮)
大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪フィルハーモニー室内管弦楽団(1,5-7のみ)
録音:1971-75年
ウィンド・ミュージック 【国内盤】
日本を代表するホルン奏者、近藤望さんによるリサイタル録音集。近藤望さんは1942年和歌山県生まれで、大阪音楽大学を卒業後すぐに大阪フィル入団しました。1968年にドイツのデットモルト音楽大学に留学し、帰国後は大阪フィルに戻って長らく首席奏者を務めました。ホルンを大栗裕や千葉馨、エーリッヒ・ペンツェルなどに学び、近藤さんの門下生には優秀な演奏家がたくさんいます。
このアルバムは1970年代の演奏記録用テープを音源としており、ライヴの臨場感を伝えるために敢えて修正処理を最小限にしているとのこと。しかし、ややこもりがちなヒンデミットのコンチェルトを除いてはおおむね聴きやすい音質であり、何よりも朗々とした音色と演奏の素晴らしさは抜群です。また、R・シュトラウスは朝比奈隆&大阪フィルの伴奏というのも注目です。ホルン・ファンにはぜひお聴きいただきたいアルバムです。