1-7. カルロス・サルセード(1885-1961)／飛翔、田園詩、不安、静けさ、旋風、気心の知れた前奏曲
8. ヘンデル(1685-1759)／サルセード編／調子のよい鍛冶屋
9. ペスチェッティ（1704-1766）／サルセード編／ソナタ ハ短調
10. コレッリ(1653-1713)／サルセード編／ジーグ
11. ハイドン(1732-1809)／サルセード編／主題と変奏曲
12-13. サルセード／なにゆえにイエスは、水の戯れ
ジュディ・ローマン（ハープ） 録音：1985年6月
MARQUIS【カナダ輸入盤】
カルロス・サルセード（1885-1961）はアメリカのハープ奏者で作曲家。パリ音楽院をピアノとハープの両方で首席で卒業するという天才であり、ハープの歴史上、最も偉大なヴィルトゥオーソの一人として尊敬を集めました。サルセードは前衛的な現代音楽の普及にも尽力し、メカニズムの進歩したハープの表現力を活かした大胆な奏法を開発し、ハープの新しいレパートリーを追求しました。自ら作曲家・編曲者として多数の作品を残しており、このアルバムはサルセードの天才性とハープの面白さをたっぷり楽しめる１枚となっています。現代的な和音や特殊奏法が頻出するサルセードの作品においてはもちろん、原曲が鍵盤楽器であるバロックや古典期の作品においても、アルカイックな雰囲気が濃厚なハープならではの魅力を充分に感じ取ることができます。
演奏しているジュディ・ローマンは、サルセードの高弟の一人としてサルセード作品を積極的に取り上げている世界的ハーピスト。
