1~4.フランク/ヴィオラ・ソナタ(原曲:ヴァイオリンソナタ)
5~8.ミヨー/ヴィオラ・ソナタ第2番
9~12.ドヴォルザーク/4つの歌
13.14.ブロッホ/瞑想と葬列
15.バビット/ヴィオラとピアノのための音楽
ベルナルド・ザスラフ(ヴィオラ)、ナオミ・ザスラフ(ピアノ) 録音:不詳(ステレオ)
MUSIC&ARTS【アメリカ輸入盤】
ベルナルド・ザスラフは、フェルメールSQ、ファインアーツSQ、スタンフォードSQといった名だたる弦楽四重奏団でも活躍したヴィオラの名手。ジュリアード音楽院出身の夫人ナオミ・ザスラフとの息もピッタリです。1962年のカーネギー・ホールでデュオとしてデビューして以来、ヴィオラとピアノのレパートリーを拡大し続け、このアルバムでもフランクの名作「ヴァイオリン・ソナタ」やドヴォルザークの「4つの歌」(原曲はソプラノとピアノ)をザスラフ自身の手でヴィオラ用にアレンジしたものを演奏しています。フランクの渋く落ち着いた演奏は曲想にもよく合っており、ドヴォルザークのこぼれるような美しいメロディーは感動的。ブロッホの「瞑想と葬列」での真摯で沈み込むような没入ぶりは迫力があります。ヴィオラ・ファンは必携の名演集といえるでしょう。
録音年代は不詳ながら、たいへん優秀なステレオ録音です。