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アーノルド/第六の幸福をもたらす宿、交響曲第6番、フィルハーモニー協奏曲ほか

マルコム・アーノルド(1921-2006):
1.喜劇序曲「ベッカス・ザ・ダンディプラット」Op.5
2~4.管弦楽組曲「第六の幸福をもたらす宿」
5.21回目の誕生日のためのフローリッシュ(世界初録音)
6~8.交響曲第6番
9~11.フィルハーモニー協奏曲


ヴァーノン・ハンドリー(指揮)/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

録音:2004年、ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール

アーノルド/第六の幸福をもたらす宿、交響曲第6番、フィルハーモニー協奏曲ほか

価格:

2,343円 (税込)

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LPO【イギリス輸入盤】

マルコム・アーノルド(1921-)はイギリスの作曲家で、かつては優秀なトランペット奏者としてロンドン・フィルの首席を務めていました。作曲家としては交響曲をはじめ、たくさんの管弦楽曲や室内楽曲を手がけていますが、とりわけ映画『戦場にかける橋』の音楽を担当し、「クワイ河マーチ」の大ヒットを生み、オスカーを受賞して一躍知られるようになりました。
このアルバムは、83歳を迎えるアーノルドを迎えての祝賀演奏会のライヴ録音で、奇しくもしくもこのアルバム発売直後にアーノルドが亡くなってしまい、ロンドン・フィルによる追悼盤となってしまいました。初期の作品である「ベッカス・ザ・ダンディプラット」は、まだアーノルドがロンドン・フィルの若きトランペッターとして活躍していた時期に作られた活きの良い音楽。解説にはその頃のアーノルドがトランペットを吹いている写真が載っていて、なかなかの美男子ぶりがうかがえます。また、「第六の幸福をもたらす宿」は、映画音楽を基にした組曲だけに、甘美なメロディーとダイナミックで華麗なサウンドが際立っており、日本では吹奏楽でも愛奏されている人気曲です。もし初めてこの曲を耳にされる方は、いっぺんにアーノルドのファンとなってしまうことでしょう。
これが世界初録音となった「21回目の誕生日のためのフローリッシュ」は、ロンドン・フィルの誕生21周年を祝賀するために特別に作られた作品。1953年10月にロイヤル・アルバート・ホールでボールトの指揮により演奏されました。3分半ほどの小品ながら、金管がカラフルに活躍する華麗なファンファーレです。また、「フィルハーモニー協奏曲」もロンドン・フィルからの委嘱を受けて作曲された作品。1976年に建国200年記念祭を行っていたアメリカへのツアーのために書かれ、アメリカ独立戦争を賞賛する内容となっています。アーノルドといえばユーモアたっぷりの明るく楽しい音楽を思い浮かべがちですが、「フィルハーモニー協奏曲」や「交響曲第6番」ではアーノルドのもう一面の姿が如実に表れており、まるで別人のように渋く内省的な音楽となっています。またそれこそがアーノルドの複雑にして深遠な音楽性を形成していることが分かります。
ここで素晴らしい演奏をしているヴァーノン・ハンドリーもロンドン・フィルに長く貢献してきた指揮者で、イギリス音楽のスペシャリストとして知られています。アーノルドの良き理解者として交響曲全集を録音したほどで、この記念すべき演奏会にはまさにうってつけ。ただ、そのハンドリーも2008年に惜しまれつつ亡くなってしまいました。

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