ジャン・ミシェル・ミュラー（1683-1743）：12のソナタ集 Op.1
ＣＤ１：
１～５．ソナタ第１番 ト長調
６～11．ソナタ第２番 ト短調
12～20．ソナタ第３番 変ロ長調
21～26．ソナタ第４番 ヘ長調
27～32．ソナタ第５番 ハ長調
33～37．ソナタ第６番 ハ短調
ＣＤ２：
１～７．ソナタ第７番 ト短調
８～13．ソナタ第８番 ニ短調
14～19．ソナタ第９番 ニ長調
20～24．ソナタ第10番 ト長調
25～31．ソナタ第11番 ハ長調
32～37．ソナタ第12番 変ロ長調
マリアンヌ・リチョアート・プファウ（指揮、バロック・オーボエ）
トゥッテ・シュイッテ（ピリオド楽器アンサンブル）
録音：2007年6月
GENUIN【ドイツ輸入盤】
ジャン・ミシェル・ミュラー（1683-1743）は、ドイツ中部のシュマルカルデンに生まれたバロック期の作曲家。ハーナウ（フランクフルト東方の町）を拠点とし、1704年から亡くなる1743年までこの地の聖マリア教会のオルガニストとして活躍しました。多数の曲を作曲したミュラーでしたが、今日ではほぼ忘れ去られた存在になってしまっています。このアルバムに収録されている「12のソナタ集 Op.1」は、世界初録音という貴重なもので、ソナタ集というタイトルが付いていますが、実際にはオーボエ・ソロ、木管楽器、通奏低音によるコンチェルト・グロッソ（合奏協奏曲）です。通奏低音以外には弦楽器が含まれていないので、木管合奏主体の明るく華麗な響きが特徴的です。Ｊ・Ｓ・バッハよりもヘンデルに近いミュラーの音楽は、なぜ長らく埋もれていたのか不思議なほど魅力的で、自由な伸びやかさと優雅さが両立した心地よいものです。
演奏している「トゥッテ・シュイッテ」は、オーボエ奏者マリアンヌ・リチャート・プファウによって結成されたピリオド・アンサンブル。フランス語の団体名ですが、アメリカ・カリフォルニアの団体です。オーボエ・ファンや管楽アンサンブル・ファンにオススメです。
