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「コスモポリタン」~グリンカ&シュナイダー/クラリネット、ファゴット、ピアノのための作品集

1-5. ダニエル・シュナイダー(1961-)/ワールズ・ビヨンド(外の世界)
6-9. グリンカ(1804-1857)/悲愴三重奏曲 ニ短調
10-13. シュナイダー/クラリネット・ソナタ
14. グリンカ/ヴィオラ・ソナタより「アレグロ・モデラート」
(R・ショットシュタット編ファゴットとピアノ版)
15. グリンカ/理由なく私を誘うな(トリオ・エレゴ編クラリネットとファゴット&ピアノ版)
16. シュニーダー/バロックロッホネス

トリオ・エレゴ
〔アントニア・ロレンツ(Cl)、フィリップ・ツェラー(Fg)、イザベル・フォン・ベルンシュトルフ(Pf)〕

録音:2011年10月7-9日、ドイツ、フランクフルト・アム・マイン

「コスモポリタン」~グリンカ&シュナイダー/クラリネット、ファゴット、ピアノのための作品集

価格:

2,138円 (税込)

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GENUIN【ドイツ輸入盤】

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ロシア近代の作曲家グリンカと、チューリヒ生まれの現代作曲家ダニエル・シュナイダー(1961-)の作品をカップリングした面白いアルバム。ロシアの作曲家ミハイル・グリンカ(1804-1857)といえば、専ら「ルスランとリュドミラ」序曲でよく知られています。グリンカは早くからイタリアで音楽を学び、オペラの素晴らしさに目覚める反面、ロシア人としてのアイデンティティーを強く自覚し、ロシア国民音楽の創始した人物として重要な役割を果たしました。歌劇「イワン・スサーニン」や「ルスランとリュドミラ」などロシア・オペラの礎石を築き、さらに「カマリンスカヤ」や「ホタ・アラゴネーサ」などの管弦楽曲や数多くの室内楽とピアノ曲を残しました。グリンカの「悲愴三重奏曲」は意外に録音が少ないものですが、人なつこいロマンチックな旋律ばかりで、一度聴いたらなかなか忘れられないロシアの室内楽の名作です。クラリネットとファゴットとピアノという組み合わせもユニークですが、ファゴットが大活躍し、しかも演奏しているフィリップ・ツェラーの腕がなかなか達者で楽しめます。グリンカの「ヴィオラ・ソナタ」のファゴット版でもまた然り。
さらに凄いのはスイス生まれでニューヨーク在住の作曲家ダニエル・シュナイダー(1961-)の作品。才気煥発なシュナイダーはで、ジャズからクラシックまで縦横無尽な活動をしており、さらにアフリカやアラブのワールドミュージックからも影響を受け、非常にオシャレな作品を数多く発表しています。「ワールズ・ビヨンド(外の世界)」も「クラリネット・ソナタ」も適度に現代的ですが、ジャズやポップスのようなノリの良いメロディや歯切れの良いリズムが目白押しで、とにかく面白い。こんな作曲家がいたのかとビックリすること請け合いです。生き生きとした演奏も刺激的で、クラリネット・ソナタでのアントニア・ロレンツはまさに圧巻の快演です。
「トリオ・エレゴ」は、いずれも2006年のドイツ音楽コンクールの参加者だったアントニア・ロレンツ、フィリップ・ツェラー、イザベル・フォン・ベルンシュトルフによって結成されたアンサンブル。クラリネット、ファゴット、ピアノという珍しい組み合わせながら、高い音楽性によって好評を博しています。強力にオススメです。デジパック・ケース。

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