1-3. バーバー／チェロ・ソナタ Op.6（1932）
4-7. ヴィヴァルディ／チェロ・ソナタ第５番 ホ短調
8-10. シューマン／幻想的小品集 Op.73
11-13. ブラームス／チェロ・ソナタ第１番 ホ短調 Op.38
カリン・イワノフ(チェロ)、エミリー・ホワイト(ピアノ)
録音：2004年、アメリカ、ニューヨーク、パトリック・サウンド・スタジオ
GEGA NEW【ブルガリア輸入盤】
ブルガリアの若手カリン・イワノフがバロック、ロマン派、20世紀の作品を一気に聴かせるアルバム。近現代アメリカを代表する作曲家の一人バーバーの「チェロ・ソナタ」は、バーバーと名門カーティス音楽院で同窓生だったチェリスト、オルランド・コールとの交友から生まれた作品。1932年の夏に作曲を開始して12月に完成したのち、翌年3月にニューヨークでコールのチェロと作曲者のピアノにより初演されました。急‐緩‐急の３楽章形式で構成された、明確なハ短調によるロマン主義的な作品です。ブラームスを想わせる息の長い旋律が特徴的で、重厚で情熱的なチェロ・ソナタです。アメリカを代表するチェロの名曲といえるでしょう。そのあとに続くシューマンやブラームスも丁寧な秀演です。
演奏しているカリン・イワノフは６歳からチェロをはじめ、チャイコフスキー国際コンクールで入賞し、現在はアメリカブルックリン音楽院やアデルフィ大学で教鞭をとっています。
