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「おとぎ話の音楽」~ピアノ4手連弾のための

1-16. ジェルジ・ラーンキ(1907-1992)/二頭の不思議な雄子牛
17-24. カール・ライネッケ(1824-1910)/くるみ割り人形とねずみの王様
25-31. フロラン・シュミット(1870-1958)/眠りの精
32-36. モーリス・ラヴェル(1875-1937)/マ・メール・ロワ

ハイデルベルク・ピアノ・デュオ

 アーデルハイド・レヒラー、マーティン・スミス(ピアノ)

録音:1993年11月、ヴィースロホ、パラティン文化&イヴェント・センター、ミンネゼンガーザール

「おとぎ話の音楽」~ピアノ4手連弾のための

価格:

2,343円 (税込)

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ARS PRODUKTION【ドイツ輸入盤】

ラヴェルの「マ・メール・ロワ」以外はたいへん珍しい4手連弾作品集で、すべておとぎ話を題材にした可愛らしい音楽です。ハンガリーの作曲家ジェルジ・ラーンキ(1907-1992)は、コダーイに学び民族音楽の研究でも知られた人。「二頭の不思議な雄子牛」はナレーション付きのストーリーがハッキリ伝わってくる音楽で、プーランクの「象のババール」のような雰囲気です。
カール・ライネッケ(1824-1910)は、デンマーク出身の作曲家で、シューマンやメンデルスゾーンとも親交があり、主にドイツで活躍した隠れたロマン派の巨匠。彼のフルート作品(特にコンチェルト)は特に人気がありますが、このピアノ連弾の「くるみ割り人形とねずみの王様」はかなり珍しい録音でしょう。いかにもロマン派らしい穏健かつファンタジーに溢れた音楽で、驚くほどシューマンに似ています。
フロラン・シュミット(1870-1958)は、フランス近代の作曲家で、1900年にはローマ大賞を受賞したほど優れた作曲技法を持っていました。「サロメの悲劇」や「ディオニソスの祭」、様々な木管アンサンブル曲で知られていますが、彼のピアノ・デュオ作品も珍しく、この「眠りの精」もこれまでほとんど聴くことができなかったものです。「眠りの精」はドビュッシーやラヴェルに勝るとも劣らない大変優れた内容で、まさに隠れた名作と呼ぶに相応しいもの。子供の目に砂をまいて眠くさせる眠りの精(=睡魔)に相応しいフワフワした独特の和声、適度にドラマチックで飽きのこない音楽の構成は見事です。
演奏しているハイデルベルク・ピアノ・デュオは、男性のアーデルハイド・レヒラー、女性のマーティン・スミスにより1987年に結成されたドイツのピアノ・デュオ。アーデルハイド・レヒラーはフランス音楽や20世紀の音楽を得意としているとのことで、ラヴェルの「マ・メール・ロワ」の透き通った響きの美しさからも実力のほどがうかがえます。オススメです。

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