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ドヴォルザーク/交響曲第7番、同第8番、交響的変奏曲、ほか(2CD)

アントニーン・ドヴォルザーク(1841-1904):
CD1:交響曲第7番 ニ短調 Op.70(*)/交響的変奏曲 Op.78(+)
CD2:交響曲第8番ト長調 Op.88(+)/オペラ「ヴァンダ」Op.25 序曲(*)
    プラハ・ワルツ集 S.Op.(*)/ポルカ「プラハの学生たちのために」Op.53(*)


マレク・シュトリンツル(指揮)/ムジカ・フロレア(ピリオド楽器使用)

録音:2004年6月17日、プラハ、チェコ国民銀行コングレス・センター(*)
    2005年11月5日、プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルジャーク・ホール(+)

ドヴォルザーク/交響曲第7番、同第8番、交響的変奏曲、ほか(2CD)

価格:

3,035円 (税込)

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ARTA【チェコ輸入盤】

指揮者マレク・シュトリンツルと、彼がバロック音楽の演奏を目的として1992年に創設したチェコのピリオド楽器オーケストラ、ムジカ・フロレアは、バッハやヘンデル、ビーバーといった有名どころに加え、自国のゼレンカやヴェヤノフスキーらの作品も積極的に取り上げてきました。西欧の一流どころに匹敵する高水準の演奏は、古楽ファンに高く評価されています。そんな彼らがドヴォルジャークまで演奏していたとは驚きですが、聴いてみたところ結果は予想以上。マレク・シュトリンツルによる充実した解説も非常に面白く、単なる物珍しさの次元では決して留まらない、徹底した時代考証とこだわりのもとに演奏され手いることが分かります。演奏曲ごとの演奏者全員の名前と使用楽器が記載されており、弦楽器は18世紀のオリジナル楽器がほとんどでガット弦を使用しています。凄いのは管楽器で、木管楽器とホルンは18世紀のボヘミアの楽器がズラリそろえられており、当時一般的であった3つ以上のバルブを備えたバルブトロンボーンを用いるなど、マニアックなまでのこだわりぶりです。また、第7番では通常よりやや小さめ程度の編成ですが、第8番では1stヴァイオリン9人、2ndヴァイオリン8人、Vla6人、チェロ5人、コントラバス3人と弦楽器をかなり刈り込んでいます。そのためモダーン楽器ではシャープに響いてしまうところでもドヴォルジャークの音楽自体が持つ「素朴な力強さ」が発揮され、今までにない新鮮な印象が残ります。特に管楽器の音色とトゥッティでの全体のサウンド・バランスにその傾向が顕著で、第8番第4楽章でホルンの咆哮する部分など、「おお、こうじゃなくっちゃ!」と思えるところがいくつもあります。鋭いアクセントや切れの良いフレージング、さらに第8番の個性的なテンポの動かし方など、ピリオド楽器云々にかかわらず、ドヴォルザークの音楽に「ボヘミア的なもの」を求めるリスナーにはきっと満足していただけることでしょう。 デジパック・ケースです。

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