フレデリック・ショパン（1810-1849）：
１～24．24の前奏曲 Op.28
25．アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変ホ長調 Op.22
26．夜想曲 変ニ長調 Op.27 No.2
27．ワルツ ホ短調 Op.posth.
ケヴィン・ケナー（ピアノ）
録音：1995年8月、ワルシャワ・フィルハーモニック・コンサートホール
DUX【ポーランド輸入盤】
ケヴィン・ケナーは、1963年アメリカ合衆国のカリフォルニア州コロネード生まれ。1990年にチャイコフスキー国際コンクール・ピアノ部門第３位、国際ショパン・ピアノ・コンクール第２位（最高位）に入賞という実績を持ち、日本にも多くのファンを持っています。ケナーは世界的に活動するピアニストであるとともに、後進の教育にも力を注いでおり、現在ロンドンのロイヤル・カレッジで教鞭をとるほか、世界中でマスタークラスを開催しています。さらに第15回ショパン国際ピアノコンクールでは審査員も務めました。そのケナーの「24の前奏曲」は、旺盛な表現意欲を感じさせる個性的な演奏で、リズムや歌わせ方にはかなりの工夫が見られます。１曲１曲が生き生きとした個性を与えられ、それぞれ別の作品のように丹念に描き分けられているので、コントラストのハッキリした面白い演奏になっています。それでいて柔らかな音色としっとりとした抒情性が全曲を貫いており、プレリュードとしてのスタイルやまとまりを欠くようなことはありません。「アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ」では、後半部分になると俄然ダイナミックになり、ケナーの面目躍如たる強靱で華々しいポロネーズの演奏が楽しめ
