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レスピーギ/交響詩「ローマの噴水」、「ローマの祭り」、スーク/幻想的スケルツォ

ガブリエル・フェルツ(指揮)/アルテンブルク・ゲラ歌劇場フィル   録音:2003年6月

レスピーギ/交響詩「ローマの噴水」、「ローマの祭り」、スーク/幻想的スケルツォ

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2,138円 (税込)

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DREYER-GAIDO【ドイツ輸入盤】

ガブリエル・フェルツは、いまコアなクラシック・ファンの間で話題になっているドイツの俊英指揮者。1971年にベルリン生れ、ベルリン・ハンス・アイスラー高等音楽院に学び、リューベック、ブレーメンの歌劇場で研鑽を積み、2001年には名門アルテンブルク・ゲラ歌劇場の音楽監督に就任しました。さらに2005年にはシュトウットガルト・フィルの音楽監督も兼任し、劇場出身の叩き上げドイツ人指揮者として注目を集めています。本領はもちろんオペラですが、DREYER-GAIDOレーベルの管弦楽曲を聴けば、驚くべき才能をもった個性的指揮者であることがわかります。
レスピーギの「ローマの噴水」と「ローマの祭」は、迫力あるサウンドで押しまくる演奏ではなく、むしろスッキリとした見通しの良いバランスのもとに、滑らかで流暢な表現で綺麗にまとめ上げています。細部まで丹念に歌い上げているのが大変印象的で、「ローマの祭」の「50年祭」では超スローテンポでネットリと歌い上げて驚かせます。たっぷりと広いダイナミクスを自在に操り、緻密な描写力を発揮しつつも、むしろ全体に余裕を感じさせる落ち着いた演奏ぶりは、とても若い指揮者とは思えません。テューリンゲン州の中都市ゲラにあるというアルテンブルク・ゲラ歌劇場管弦楽団は、日本ではほぼ未知のオーケストラですが、意外な大健闘ぶりで、ドイツの地方の歌劇場のオケがいかにレベルが高いか改めて驚かされます。
併録のヨセフ・スーク(1874-1935)の「幻想的スケルツォ」はわりに珍しい作品。ヨセフ・スークはチェコのロマン派の作曲家で、ドヴォルザークの高弟としてチェコの作曲・教育活動の中心的な役割を果たしました。ドヴォルザークの娘と結婚し、有名なヴァイオリニスト、ヨセフ・スーク(同名)の祖父でもあります。ドヴォルザークの交響詩にも似たファンタジックな交響詩や室内楽がよく知られており、「幻想的スケルツォ」も流麗なオーケストラ書法による詩的な美しい音楽。フェルツもサラリとした響きと流麗な表現で爽やかにまとめ上げています。

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