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メンデルスゾーン、チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲

ペーター・リバール(ヴァイオリン)
ヴィクトール・デサルツェンス(指揮)/ウィーン祝祭管弦楽団   録音:1959年8,6月

メンデルスゾーン、チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲

価格:

2,394円 (税込)

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DORON【スイス輸入盤】

ペーター・リバール(1913-2002)はスイスの誇る名ヴァイオリニスト。ヨゼフ・スークやカール・フレッシュに師事し、スイスのヴィンタートゥーア・コレギウム・ムジクムのコンサート・マスター(ヴィンタートゥール交響楽団)に就任し、ヴィンタートゥーア音楽院の教授としても活躍しました。名ピアニストとして有名なクララ・ハスキルとのデュオや、妻であるピアニストのマルセル・デーペンとのデュオの活動は、当時からたいへん好評であり、録音もいまだたいへん評価の高いものです。1970年からはサヴァリッシュからの要請でスイス・ロマンド管弦楽団のコンサート・マスターに就任し、またジュネーヴ音楽院でも後進を指導するなど生涯にわたってスイスの弦楽奏者の水準を高めることに貢献しました。リバールの録音は数多くあるものの、ソリストや室内楽奏者として活躍したのは1940~50年代であり、第2次世界大戦前後という不安定な時代であったため、またステレオ録音への移行前のモノラル録音であったために、これまで復刻CD化されものはさほど多くはありません。しかし、ヴィオッティをはじめリバールの演奏したヴァイオリン協奏曲のアルバムは、ヴァイオリン・ファンから熱烈な支持を受け、プレミア価格がつくほどの大人気ぶりです。1990年代になって、スイスのDORONレーベルがようやくリバールの復刻CDを1年に1枚ずつのペースでリリースしましたが、日本ではなかなか入手困難であり、しかもその多くがすでに廃盤となってしまいました。このメンデルスゾーンとチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲をカップリングしたアルバムは、すでに廃盤となったらしく現在では入手困難なものです。
リバール自身は当時から大変なテクニシャンといわれていましたが、メンデルスゾーンもチャイコフスキーも外面的な派手さとは無縁の渋い演奏で、その瑞々しく典雅な表現により内面的なロマンスの世界を掘り深めています。ヴィルトォーゾぶったところは全くなく、ゆったりしたテンポの中で一音一音慈しむように丁寧に歌い上げていくスタイルは、達観した老巨匠のような円熟の極み。リバールの誠実さと音楽性の豊かさをしみじみと味わえます。

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