ヴァーツラフ・ヴァーチカーシュ（1881-1954）：
１．目覚め ２．リヴィエラ ３．ドブジェヨヴィツェのポルカ
４．フラデツ周辺で ５．夢見て
６．ダリボル・Ｃ・ヴァーチカーシュ（1906-1984）／頭を上げよ
ヴァーツラフ・ヴァーチカーシュ：
７．緑の木立で ８．解放 ９．愛の夢 10．スラヴ舞曲第１番 11．海の向こうの夕べ 12．三兄弟 13．スラヴ舞曲第２番
14．手のひらの中の心(*) 15．聴衆へのあいさつ 16．テンポ
17．ズビロフの思い出(*) 18．マーチ・メドレー
19．ダリボル・Ｃ・ヴァーチカーシュ／良い旅を
20．ヴァーツラフ・ヴァーチカーシュ／恋人(+)
ヴラディミール・ヴァーレク（指揮）／チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 他、さまざまな演奏家
録音：1971-1981年
チェコ放送ラジオサービス【チェコ輸入盤】
親しみやすい小品を多数残したチェコの作曲家ヴァーツラフ・ヴァーチカーシュの生誕125年を記念して編集されたアルバム。息子ダリボル・Ｃ・ヴァーチカーシュはプラハ音楽院でヨセフ・スクに師事し、父と同様にクラシックのみならずジャズをはじめとしたポピュラー音楽の分野でも活躍しました。日本ではあまりお馴染みではないものの、チェコでは現在も広く愛されてるようです。ヴァーチカーシュ父子の音楽は、親しみやすい愛らしいメロディーとスラヴ民族の舞曲を巧みに取り入れたリズムが特徴で、ホノボノとした郷愁をかき立てます。「手のひらの中の心」「ズビロフの思い出」のみ弦が入る編成になっていますが、他は吹奏楽作品です。チェコは吹奏楽が大変ポピュラーな存在となっており、陸軍軍楽隊をはじめ様々な吹奏楽団が活動しており、チェコの作曲家たちもたくさんの作品を残しています。ヴァーチカーシュの作品は、オーケストラでいうスメタナやドヴォルザークのように、チェコ国民にとってまさにおらが国の愛すべき音楽なのでしょう。
