カートをみる マイページへログイン ご利用案内 お問い合せ サイトマップ

コロンタイ/アニュス・デイ、「神殿の破壊」による10の奇想曲、主の日

ミハイル・コロンタイ(1952-):
1. アニュス・デイ(ヴァイオリンと管弦楽のための)Op.48a
(2001)
2-11. 「神殿の破壊」による10の奇想曲(ヴァイオリンのための)Op.34a(1994)
12. 主の日(管弦楽のための)Op.54(2006、2008)

アレクセイ・コルニエンコ(指揮)/モスクワ放送交響楽団
エレーナ・デニソヴァ(ヴァイオリン)   発売:2012年

コロンタイ/アニュス・デイ、「神殿の破壊」による10の奇想曲、主の日

価格:

1,629円 (税込)

[ポイント還元 16ポイント~]
購入数:
友達にメールですすめる

Classical Records【ロシア輸入盤】

ミハイル・コロンタイは、1952年モスクワ生まれのロシアの作曲家。名教師のゴルノスタエワにピアノを師事し、彼女からもその才能を愛された優れたピアニストでもありながら、コロンタイはソビエト時代は当局から徹底的に邪魔をされ続けたおかげで国際的なピアニストとして世に出ることはありませんでした。しかし、現在は作曲家として評価が高まっており、コロンタイのピアノ曲が取り上げられる機会も増え、ロシア国内でもショスタコーヴィチ賞やプーシキン・ゴールド・メダルといった名だたる芸術賞を得ています。コロンタイの作品は、無調ながらも特殊奏法や実験的な響きをとっておらず、むしろ伝統的な音楽(特にロシアの教会音楽)に基づいているので、意外に聴きやすいもの。とはいえユニークなアイデアと厳しい響きを用いた音楽はとても個性的で、これまでリリースされた「ヴィオラ協奏曲」や「6つの聖書ソナタ」などは、ロシア音楽ファンから絶賛されています。
このアルバムでは、ヴァイオリンと管弦楽のための3つの新作を収めており、いずれもタイトルから察せられる通り教会音楽との関連が深く、聖書を題材にした音楽です。とはいえ、ヴァイオリンと管弦楽のための「アニュス・デイ」からして、オリエンタルな妖しいメロディとドロドロした独特のサウンドが荒れ狂う強烈な作品。シュニトケと伊福部昭を足して2で割らないような高カロリーな音楽です。また、ヴァイオリン独奏のための「神殿の破壊による10の奇想曲」も、ちょっと似ているものが考えられないほど独創的なサウンドと超絶的な技巧をもっています。しかし、これはヴァイオリニストにとって挑戦し甲斐のある面白い現代曲であり、今後普及していく可能性があります。管弦楽のための「主の日」は、明らかに教会音楽を強く意識したドラマティックかつ神秘的な作品で、最近のペンデレツキやキラールがお好きな方には受け入れやすいでしょう。ヴァイオリンのエレーナ・デニソヴァが非常な好演を示しています。

ページトップへ