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モーツァルト/ピアノ協奏曲第7番(3台のピアノのための)、第10番(2台のピアノのための)

ミハイル・ヴォスクレセンスキー(ピアノ)
スタニスラフ・イゴリンスキー、アナシタシア・ガマレイ(ピアノ)
コンスタンチン・マスリューク(指揮)/パヴェル・スロボトキン・センター・モスクワ室内管弦楽団

録音:2010年4月19日、モスクワ音楽院マリー・ホール、ライヴ

モーツァルト/ピアノ協奏曲第7番(3台のピアノのための)、第10番(2台のピアノのための)

価格:

1,629円 (税込)

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Classical Records【ロシア輸入盤】

ヴォスクレセンスキー(1935-)はウクライナ出身のピアニストで、若い時期はレフ・オボーリン門下生としてエネスコ・コンクールやヴァン・クライバーン・コンクールなどに入賞したこともあります。しかし、ソ連時代は当局からの出国許可が出なかったため、幻のピアニストになってしまっていました。その後、モスクワ音楽院教授となって後進の指導にあたり、教師としても非常に優れた資質を示しています。また、スクリャービンの権威として知られ、現在は国際スクリャービン協会のリーダーを務めているほどです。我が国では桐朋学園大学や東京芸術大学等での教育活動によっても知られています。
そのヴォスクレセンスキーによるモーツァルトのピアノ協奏曲シリーズは、着実に録音を重ね続け、これがツィクルスを締めくくる第10巻となります。通常ではピアノ協奏曲全集には入っていないことも多い、3台のピアノのための「ピアノ協奏曲第7番」と、2台のピアノのための「ピアノ協奏曲第10番」もしっかり収録してくれるのも嬉しいところ。「ピアノ協奏曲第7番」に当たる3台のピアノのための協奏曲は、ザルツブルクの名門貴族ロドロン家の伯爵夫人とその2人の娘たちのために作曲されたものです。独奏ピアノのパートは彼女らの演奏能力に合わせて書かれており、女性らしい優雅な美しさが感じられる音楽です。最近ではモーツァルトがのちに自分で編曲した2台ピアノ用の版もしばしば演奏されています。一方、「ピアノ協奏曲第10番」の当たる2台のピアノのための協奏曲は、近年の研究によりザルツブルク時代の作品であることが分かり、第10番となっているものの、第7番とほぼ同時期に作曲された姉妹作と考えられています。ただし、3台のピアノのための協奏曲に比べるとずっと技巧的になっており、第3楽章は素晴らしい愉悦に満ちています。

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